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興味は絞ったほうがいいのか?

2008/10/19 にアップした文章です。

 

これまで、何でも広く浅くやってきた私としては、この「興味は絞ったほうがよりよい」という意見に対しては、なかなかクビを縦に振れないところがあるのですね。私は基本的に、「熱しないし、冷めない」ところがあるので、一度熱してしまうと、心がそこから離れず、ちょっと病的なくらい偏執してしまうので、あまり自信を以って、興味を絞れない傾向もあります。しかも、熱して狂喜乱舞することも、それほど楽しくもないし、貫けないことに対しても、なんとなく軽薄感が否めず、自分がそうなることはとてもじゃないが、想像したくもない・・・。いや、他人がやるのはまったくいいんですよ。こんなの善悪でも是非でもないんですから。ただ、私がどこかでひねくれており、そこが私のユニークさを醸し出している、と、勝手に思ってください←思えないか(笑)。

 

興味を絞るというのは、選択肢の選択の究極のところにあるような気がしてしまうのは、私がどこかで、潔癖症的な考えに寄っているところがあるのでしょう。何かを選ぶということは、何かを捨てるということで、どの程度捨てるか?というのは、どのくらいのめり込むかによるのだろうとも解釈できて、私はどうしてもあまり興味を深く持ち、何かを追求するということができないようです。

 

うーん、でもなぁ、コレは後付の言い訳なんだよなぁ・・・←これ、自分で言わずともバレバレなので早期に書いたほうが、自分としてもキラク(笑)。

 

貧乏に生まれ育ったので、何かにのめりこむほどの機会そのものに恵まれなかった、というのが本当のところ。そして、ある程度育ったときに、この世には山ほどの選択肢があるとわかったときに、腰が抜けるほど驚き、これまで逃してきたいろいろなものについて、「悔しい!」と思うのは、自分があまりにみじめなので、「今後もコレ路線で行こう!」と決めるしかなかった、というのが実際なんだよねぇ・・・。

 

身についてしまった習慣ってコレくらい怖いってことなのだなぁ・・・←いや、本当に。

 

でも、ひとつだけ言えるのは、興味を絞ることが必要なことは、人生のある場面で何度か出てきます。身体がひとつしかないので、コレしか選べない類のものというのはあるわけで・・・。

 

たとえば、戸籍上のパートナー。戸籍では、日本国に住んでいる以上、パートナーはひとりしか選べないわけです。愛人や恋人を持つのは自由ですけれども、あの欄に書き入れることができる人はひとりっきりです。日本では、わりと短い期間で、結婚平均年齢がみるみるうちに伸びてしまいました(高年齢化しているということです)。その理由のひとつには、この「選べない」というのがあり、「もっといい人がいるんじゃないかと思ってしまう」という本音が反映しています。

 

私は西さんとは、結婚する予定ではなかったのです。というか、誰とも結婚する予定ではなかった・・・。が、便宜上、籍を入れたほうがいいことがたくさん重なってしまい、今に至っているような次第で、もしも入れなくても入れていてもあまり大差がないようであれば、籍を抜いてもいいかとすら思っています。が、言えることは、西さん以上に私を理解してくれる人は、なかなかおらず、それはもう出会ってかなり短い時期でわかっていたということです。今後も、もしも離婚して、西さんが他の人と恋愛しても、私の生涯の親友が西さんであることは不動ですし、その輝かしき玉座は西さん以外が座れるとは思えないでいます。他のみなさんも私のことを理解してくださっていることは確かなのですが、きっと今お持ちになっている以上の私のいろいろな側面を見ると、逃げるに違いなく(爆)。あるいは、「パートタイム的時間の過ごし方でよかった」と思うに違いなく(爆)。西さんは、どうして逃げなかったのか・・・。うーん、今もって不思議である(笑)。

 

なので、私はこれについても、特に「興味を絞る」などという大げさに考える必要性は生まれなかったのです。

 

シュミも特になく、今回、MixiやらHPやらを立ち上げたり改装するのに、「うーん・・・」と思いっきり唸ってしまいました。ないんですもん(笑)。生活の一部としての読書や映画を、シュミとするのはいかがなものかと思うし、かといって、そのへんの素人とは画一した、玄人はだしの技術を何一つ持っているわけでもなく・・・。

 

生徒さんの職業やシュミはいろいろあり、私はそれらに対して、「特に興味を絞る」というのに、どうも罪悪感を抱いてしまうのです。彼らはみな、「それがいいと信じて選んだ」わけで、私がそれぞれに同等に同調したほうが、グループレッスンなどのときは、いいのではないか?と思ってしまう。プライベートでは、同調というのは、とてもいいことなのですが、それも偽善だったら伝わらないしねぇ・・・。どこかで、小娘のように「世界平和」「世界平等」のような夢を抱いており、そんなものは、ヒトがヒトである以上、完全実現などありえないのもわかっていながらも、「私だけは選民するような人間ではいないようにしよう」というやたらと堅い信念があるわけです。いやー、無駄な信念ですよ(苦笑)。実際は、そんな純然たる「選民しない」などという言動は実現しえないわけで、どこかで線を引かねばならないのです。なのに、どうもそんなことをイチイチ考えてしまっている(笑)。

 

広く浅くしか知っていなければ、実際に自分の感情が表に出ないようにしておけば、私はきっと他人が傷つくような対応や反応をしないで済むかもしれない、などと思いつつ、その裏では、まったく興味がなさそうで暖簾に腕押しな人だと思われるマイナスもあるとはわかりつつ・・・。

 

そして、私のシュミは無難に、「読書」「映画」くらいなんだよなぁ(笑)。本当に無難すぎる・・・(汗)。どうしてここに冒険がないのか、自分でもたまさか情けないのである(笑)。が、貧乏暇なしは、私の人生ずっと続いてきており、西さんが引っ張って始めようよ、と言ってくれたスキーとテニス以外は、あまり功を奏しておらず、もうひとつのアイスホッケー観戦は、家でもできちゃうしなぁ(笑)。アルゼンチンタンゴも動画で今は充分アクセスできてしまい、クラブやバーに出かける必要もなく、日本ではとても人口が狭いと思えているので、動画のほうがいいのだろう・・・。何か興味を絞って開始するようなゆとりがないことが、いつも私の課題になっているわけです。いつでも広く浅く、なんだよなぁ・・・。

 

というわけで、いつも「興味は絞ったほうがいい」というのは、おおっぴらに言えないでいます。なぜならば、英語を使いたいと思っている生徒さんにも、「英語を通じて、すべての興味や能力を繋げていくこと」に価値を置いているのですね。いまさら、英語ができても仕事にはならず(けっこう増えているんですよ、昔に比べて)、プラスアルファがなければあまりキャリア的には意味がない。教養としては使えても、仕事には結びつかないのです。なので、すでにある興味を英語に繋げることを手助けしているだけで終わっており、何か新しい興味を見つけて、それを絞っていくというのは、私は手助けをしておらず・・・(汗)。

 

うーん、興味は絞ったほうがいいのだろうか?どう思いますか?

 

 

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