コラム

英単語にこだわらなくていい理由はある?

まずご理解いただきたいのは、母国語で理解していない概念や思想については、他言語で理解できないということ。だとしたら、母国語での語彙数について考えてみることが大切です。ところが、大人になっても自分の語彙数がどの程度か?というのは、多くの人が漠然としかわかっておらず、実感がない場合が多いものです。

限られた母国語の語彙数プールの中から、どの単語が英語でも使うのか?というのを想像したことがあるでしょうか?ほとんどの方々は、中高生の頃からの勉強の仕方を抵抗感なく踏襲しています。与えられたもの・多数決で言われている単語は身に着けていなくてはならぬ、と、なぜか思い込まされています。

その単語、本当に使うんだろうか?などとは思わない。

微積にしろ、化学式にしろ、歴史年号にしろ、言われたことに素直に従ってきた歴史の重みは習慣化してしまい、英語の語彙についても同じように受け止めていることが圧倒的になっているのが昨今です。

それに乗じるように、多くの英語検定では、「語彙」をテスト対象としてかなりの割合を割いています。なぜならば、語彙であればフェアに採点されて、辞書の定義通りになっていることが多いため、文句が言われにくいからですね。

この悪循環に何かメリットがあるでしょうか?

語彙は多いほうがいい

と強くおっしゃる方がいらっしゃいますが、語彙がたとえ多くても使わないものは忘れ去られてしまいます。脳はエコを好みますから、生命体がその生命を維持するために必要なものは使い続けるという法則性を優先します。使わない単語は忘れます。なのにがんばって記憶することに何の意味があるのでしょうか?

Precious One English Schoolでは、日常の中で自分が英語でも使うであろう単語についてのアンテナを立てていただくことを習慣にしてもらっております。でなければ、意味のないことにエネルギーを使うことになってしまいますからね・・・。(・・;)

むしろ、語彙がわからなくても、「推測力・想像力」に長けているほうがいいわけです。それは実は、母国語でもやっていることなのですが、通常、人はテストや面接など、自分が評価される立場に立たされなければ気づくことはありません。お見合いなどでもあるかな(笑)。テストなどに臨む場合にはしっかり意味を調べますが、多くの人々は、日本語の場合は「こんな感じだよね」と答え合わせをすることはないのです。

ゆえに、日本語でもインターネットサイトに、「これ読めますか?」というフリガナや漢字などが満載です。そんなレアなものを読めたり書けたりして、何が楽しいのか?と醒めた目で見ている方も多いことでしょう。

そのエコ精神が、英語で生かされているでしょうか?語彙力を苦労して伸ばすよりは、むしろその「推測力・想像力」を伸ばしたほうが、現場処理がしやすいです。日本語ではそうしています。だったら英語でもそうできるようになったほうが脳に負担が掛かりませんし、時間の無駄が生じません。

語彙がわからないから聴けない・読めない・話せない・書けないというのは言い訳でしかないです。3歳の子どもでも、それなりの意思疎通は母国語でできています。時折癇癪を起したりしますが、概ね自分が快適だと思える程度には過ごせています。彼らの語彙数はわずか300-1000くらいしかありません。中高で英語を学んだ方々は、すでに3000から8000くらいの英語の語彙は持ってらっしゃいます。だとしたら、忘れているであろう語彙を確かめてみることや、推測や想像を伸ばしたほうが、ずっと合理的です。

英語が本当にできるようになった実感があれば、その推測力と想像力を使って、日本語でやっているように「アテ」をつけることが可能になります。まったくあてずっぽうで外れていたら、悲しすぎるのできっと調べることも習慣に組み込まれていくことでしょう。

そっちのほうがずっと自分をやっつけない方法だと思いますよ?

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