中学生は、第二次性徴期を迎える変化の時期なので、心身のバランスに合わせた脳の整え方が大切です。ベースになるのは、健康ですから、しっかり睡眠を取って、栄養を摂って、よく身体を動かしてほしいのですが、体育の授業などは「相対評価」に惑わされたり、好き嫌いが出てしまったりして、心のバランスが脳に与える影響も大きくなりますよね。
さて、英語ですが、多くの子どもたちはまだListeningの準備ができていないことと思います。DisneyのCD教材・DVD教材を呪いのように聴かされたとしても、その子どもたちがすべて、英語耳ができているはずがない、というのが残念なところ。時間とお金を効率的に使えないのが惜しいので、子どもさんたちが幼稚園・小学生の頃に、ご相談に来ていただきたいと心から思うのですが、広告力のないスクールのしがない講師が何を言っても、うーん、詮無い・・・。(・・;)
最も大切なことは、Listening力です。英語という限られた範囲の能力を伸ばそうとしてきたのではなく、日本語も含めたすべての音をたくさん深く拾えるようになっていることが理想なのですが、多くの教育者はそこに気づいていません。音声学・言語学などの範囲の自分の「都合」「多数決:多く言われていること」をピックアップしたり、消費者の心を煽ることに引っかかってしまったりすることが多いのです。この世はなんと!誘惑や妨害が多いことでしょう!!
ある音を聴いて、
- 様子が想像できる
- 意味がわかる
- ニュアンスや加減がわかる
- 反意や感情まで拾える
など、小さい頃からずっとしてきた習慣的な音の拾い方・理解の仕方のほうが、英語そのものをがんばってみるよりも、ずっと大切なことです。
言葉そのものを拾ってその意味を考えるよりも、音そのものにたくさんのヒントがあり、理解へ到達する事はたやすいのですが、英語を教科として学ぼうとすると、何よりも大切なのは「意味を理解し、日本語に変換すること」という安直で最も間違った方法を採用してしまうのです。
ゆえに、この理屈に少し則ったとてもバカ高いCDやDVD教材を、小さい頃からやってきた、という方々は多いんですが、それはそれで考え物すぎる・・・。プロセスの順番がわかっていないからですね。
正しい方法・自然の摂理に叶った方法をPrecious One English Schoolではお教えしています。
さらに中学生にとって大切なことは、英語の筆記体は書けなくてもいい、ということ(笑)。インターネットの技術が進み、ますますTexting:タイプして多くの人がわかりやすいように表現する、が進んできていますので、わざわざ個体差が多い筆記体が書けずとも、ブロック体で問題はありません。あれに苦労をするのは意味がないかなぁと。
さらに、単語帳を作るのも「日英」「英日」の互換を促進するやり方なので、おススメしません。書けること・スペルができることは大切ですが、まずは話せるようになる・心がラクである・負担感がない・強制感がない、などのことがもっと大切です。自然に語彙が入る方法はいくらでもあります。
さらに、英語の学び方の果てしなさを教えるよりは、簡潔に全体図を見せてあげられたら、中学生は気持ちがラクになると思いますね。
私が子どもの頃は、いずれ料理を作らねばならぬ、というのが脅威でした。が、なんだかフツーにできるようになった(笑)。やろうとしたらできていた、というのがびっくりでした。こういう道のりもあるのだなぁと思ってもらえることが大切だと考えながら、Precious One English Schoolは日々生徒さんに英語を学んでいただいております。
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