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見えないものを大切に

40歳を過ぎた頃から、見た目に関しては一切アテにしないことになってきました。そもそも、子どもの頃から貧乏で、みすぼらしいけれども清潔には暮らしてきたのですが、10代の頃に流行に振り回されそうにもなったし、羨望もあったりして、回り道をしました。渡米してからも、ジーンズが安かったりしてフラフラしたり、化粧品に関しても、とことんまではやらずとも、それなりに経験してみたかったこともありますが、結局は、自分の核のところにあるものに戻ってしまうのですね。

見えないもののほうがずっとずっと価値があるということに。

言葉もたまに空手形になることがありますが、言葉だけではなく、無形のもの、心や頭の中にはあるけれども、なかなか統合的には出し切れず、伝えにくいもの、のほうが、見えるものよりもずっと価値があり、それを表現するために、料理人は料理をし、デザイナーは色や空間を使い表現し、作家や詩人は言葉を紡ぎ、恋人たちは視線を交わし、スキンシップで補い、その最後のもどかしさすらも満喫しながら、今度こそは、という期待に胸を膨らませながら、またもや人の波の中に紛れていくのですよね。

私は昨今、その見えないものを見るゆとりがない時間を過ごしていますが、ふっと我に返るとかなりな確率で、気付けています。見えないものに想いを馳せ、想像を膨らませて、創造したいと思える自分に、かなりのけなげさを感じ、これでもかー!あれでもかー!という試行錯誤を繰り返し、倦まず、焦れず、目の前にある砂でお城を作っていた頃の自分を思い出します。古くなったメンコを使い、滑らかにした表面や、水を注いだときの掘割や、鎖の飾りを作った枝や、無理やりくっつけられた葉っぱや、お子様ランチのおまけの旗や、ついでに、友だちの手のぬくもりを思い出します。

形にならずとも、そこにはいいものが溢れ返り、自分がした顔が見れなかったことがもどかしいくらいです。

とか言いつつ、大雑把な私は、細かいところまで作り上げていくことができず、チェックをしてくれる方々に支えられ、今、DVDの撮影やら、販売のためのシステムやら、Kindle本の執筆やら、他の業種のシステム構築やらを続けています。この見えないものの集積が、いつか見えるものならずとも、なんだかもういいや、という満足感すらあり、やはり一番楽しいのはレッスンそのものだよなぁ、と感じるのは、生徒さんの「わかった!」「うへぇ!」という顔の可視化された部分なのだ、というのが、愚かな私にはせいぜいなのだ、と、ひとりごちる日々です。

が、見えないものを本当に大切にしていくのだ、という決意は、いつも新たです。

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