08/28/2008にアップした文章です。
そうなのか、そういうトレンドなんだなぁ、と改めて思ったのは、このランキングを見たため。若い世代の人々が答えるサイトだし(10代から30代くらい)、悲壮感もない、重くもない明るいノリの質問なのでしょうが、このカテゴリー分けというのは、最初からあったものなのか、それとも書き込み式で、カテゴリーが増えていったのか?がわからないまま・・・。が、たぶん最初からカテゴリー分けしていなければ、アンケートには答えづらいからきっとあったんだろうなぁ・・・。
https://ranking.goo.ne.jp/ranking/5076/ ナニが見えてくるのか?
- 交渉能力
- 行動力・バイタリティ
- 発想力・独創性
- 対人コミュニケーション能力
- 語学力
- 表現力
- プレゼン能力
- 決断力
- 判断力
- 専門性
- 理解力
- PCを使った情報処理能力
- 企画立案能力
- 論理的思考能力
- 情報分析能力
- 協調性
- ビジネス文章力
- リーダーシップスキル
- 情報収集能力
- 財務管理の知識
意味なくこの羅列にスペースを費やしている気がしないでもないのですが、ここに書いておかねば、話していることがそれほど伝わらないので仕方ない・・・。
この貼り付けたサイトには、他にもいろいろなランキングがあるので、見てみるとおもしろいかも・・・。それこそ自分の情報分析能力が試されるのかもしれず(笑)。
自分に持っていないもので、身につけたい能力という意味なのか、まだまだまったく足りないので強化したいものなのか、これじゃー単純すぎてわからず・・・。どうせネットを使ってアンケートを採るのであれば、主催者側として、もう少し有効で活用できるデータの採り方をしてもらいたいな、などと思ってしまうのは、見ている側の勝手というものなのでしょうが・・・(汗)。いや、でもそこが肝心である・・・。年齢はカバーしているものの、今の能力と欲しい能力の差異というのが、大きな参考資料であることは、差の美学がわかっている人には痛いほどわかるはずなのである。そこからすべてが始まっていくのであった。
しかももっと親切な場合、この20個の能力のカテゴリー分けというのを、最初にしておいてあげたほうが、答える側としてもかなりラクではある。たとえば、「理解力」ってどうなのよ?(笑)あまりに漠然としすぎていて、ナニを言いたいのか、私が被験者だったら聞いてしまうところである。理解していなかったら、交渉能力も文章力も何も始まらないのですけども・・・。さらに、プレゼン能力と表現力というのは、どこがどう違うのか?英語のPresentationという意味がわかって使われている語彙でないことは薄々感じていたけれども、Presentationの意味は「表現」ですから(笑)。その表現の中に、贈り物・拝謁・提出・紹介・提示などがあって、ビジネス界ではそれを「企画や商品の」という限定版になっているだけなので・・・。
私だったら、Input-Outputに分けてみたり、対人と作業対象に分けてみたり、と工夫を凝らしたいところだったけれども、まぁ、主催者ではないので・・・。
そうかぁ、交渉能力が必要だと思っているんだねぇ・・・。私はTough negotiatorなのです。校長センセが「思い切って休みなさいよ」と言ってくださっても、なかなか素直に休まないところを取ってみても、まぁ、呆れるくらいに理由をあれこれ挙げて、休めないことを固持するわけです(笑)。しかも、英語講師としては、アノ手コノ手を使って交渉しているような気分で、生徒さんが希望する点数やら能力段階までに到達することが実現するように話し合いを、レッスンと同様に大切にしているのです。私がいかにタフかと言うと、たとえば髪型はもう30年くらい変わっていない(笑)。途中、一度だけ長さのみは短く切ったんですが、髪型は変わらず。とにかく、Low Maintenanceでなければならず、癖毛を気にしないでいられないといけないので。多々髪型変更のネゴがありましたが、30年くらい変えていませんね・・・。ヘア&メイクのモデルのバイトをしていたときも、ドラマチックな変更がないものだけを引き受けていたという事実・・・。
交渉能力というのは、交渉する実現したいモノに対する想いの丈と、論理的な根拠が必要ですから、他の能力が高くないとなかなか得られるものではないですよね。たとえば、この20個の中でいけば、「表現力・プレゼン能力・決断力・判断力・(多少の)専門性・理解力・論理的思考能力・情報分析能力・情報収集能力」とざらっと見てもこれらは必要です。
しかも、行動力や発想力・独創性がなく、対人コミュニケーション能力がなければ、ネゴなど到底できるものでもないのでしょう。プレゼンそのものを誰かに丸渡しして、やってもらうのであれば別物ですけれども。
なので、映画Negotiatorでもあったように、交渉するというのはたいへんな仕事で、能力が必要なのよ・・・。でも、身につけたいと思うことはまったく間違いでもないので、これは「男は黙ってサッポロビール」はもう通用しないのがビジネス、ということを、みんなが理解しているってことなので、いいことなのだろうな、と思ったのでした。
対人関連能力がない人々が、やはり職場でのパワハラやいじめなどを仕掛ける側になるんでしょうね。たとえば、無関心などもそれですし。バイタリティという英語は、私は18年半住んでいるあいだ、Nativeから語られたことは3・4度しかありませんでした。日本に輸入されたときには、一体どんなシチュエーションだったんだろうか?むしろ、医学用語で使うと思うんだけどなぁ・・・>Check on his vitals(=Vital signs)とか・・・。でも、確かに元気な人が少なくなってきているような気はします。そりゃぁ、環境があまりよくない職場で、ずっと元気でいるのはけっこうたいへんなのかもしれないですけども。
身につけたい能力がわかっているのであれば、あとは修練あるのみですな。どうやったら身につくのか?というのは、若い世代の人々には、まずデキるビジネスマンやデキる人間そのものをよく観察していただきたいものです。私がラッキーだったのは、デキる人々とよく飲んでいたってことですかね(笑)。シリアスな仕事のあとに、リラックスしたムードの中、愚痴もあれば自慢もあり、その中で人としての品位を保っていつつ、ウイットに富んだジョークを飛ばしつつ、あらゆる人間の癖を「どんと来い!」と受け止める人を見て、「コレだ!」と思ったものです。
観察したあとは、Modeling(模倣学習)ですから、真似っこすることです。同じ状況や立場になったりしたり、似たことがあったときに、自分もそれができるのかどうか?と試されているときを増やしていくわけです。こうした小さいことの積み重ねは、きっと将来に繋がります。少なくとも、貧乏出身の私は、そう信じて生きてきました。不思議と渡米できたし、英語もできるようになり、ヘリコプターも飛ばせるようになった・・・。今は、昔じゃー考えられないほどゆったりした気分です。
そして、ハイパーな私の能力開拓はまだ続いていくのですが・・・。持っているポテンシャルを花開かせないことほど、もったいないことはないですからね。
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