Amazon primeでは、時期を問わず、けっこうな数の金田一シリーズが見られるのです。映画とドラマの両方がありますが、近年のものよりはやはり著作権やその代金の関係で、古いもののほうがずっと多いですが、かなり楽しい。
以前も書いたことがあったかと思うのですが、私は小学校2年生後半くらいから、江戸川乱歩にはまり、その後、割と自然に横溝正史に移動した感じがあって、ミステリー・探偵小説・スリラーなどというジャンルには、手に取り読み始めることに、なんら抵抗はありません。ゆえに、イチバン出版数が多いジャンルが世の中にはたくさんあるので、まだ読んでいない本に悩むこともなく、Amazon Kindleだけではなく、本屋さんでも図書館でも、まだまだ「あーあーー、もうなくなった!」というのはないので安心しています(笑)。
世界地図は、パターンがけっこう少ないので、眺めていろいろ見てみても、読むという作業よりは、理解したり、データを見てみたり、なので、「このへんが区切りかな・・・」という感じになるんですが、小説の涯(はて)のようなものがないのはいいです。
ピカレスクとかノンフィクションとか、けっこう書店だと涯を見てしまうことがあっても、好みがあって手に取るものがないな、と思うことはあっても、ミステリー・探偵小説・スリラーのジャンルは、ないですよ♪
で、やはり小学校の原点に戻ってみると、金田一耕助シリーズがすごいのは、横溝正史が生きている最中に、けっこう晩年ではあったけれども、角川文庫に見出されて、映画化・ドラマ化がすごかったこと。しかも本の装丁などがきれいだ。あれらに出演しなければ出世しなかった、という俳優も多いはずだし、後年麻薬取締法違反で、実刑まで受けてたいへんだったとは思うんだけど、この実績にはケチはつけられないなーと思います。
しっかりと有名になってそれなりの知名度を得た方々だけに限定しても、24人もいるらしいのがすごい。私はすべて見ているわけではないだろうけど、このサイトが限定した8名は見ていて、「はぁ、よかった・・・」とは思ったりした(笑)。
さらに、おもしろかったのが、犯罪防御率なるもの。
まぢめにヤバいよ、コレ(笑)。
で、調べてみたら他の探偵とのランキングがあって(笑)、けっこうおもしろいのでそのまま貼り付けてみる・・・。
1位 エラリー・クイーン(著者:エラリー・クイーン・米) 0.7
1位 モース警部(著者・コリン・デクスター・英) 0.7
3位 ファイロ・ヴァンス(著者:ヴァン・ダイン・米) 1.2
4位 神津恭介(著者:高木彬光・日) 2.0
5位 十津川警部(著者:西村京太郎・日) 3.3
6位 金田一耕助(著者:横溝正史・日) 4.2
確かにうっかりすぎる(笑)。
去年か一昨年やっていた、『探偵が早すぎる』というシリーズの、千曲川光は、犯罪が起こる前に未然に防ぐので、0.00になるんだよね。
もちろん、この他にもたくさん探偵がいるので、昨今はシリーズでのシリアルキラーモノなどもあるので、金田一耕助だけを責めることもできないとはいえ、輝かしいシリーズの中では、けっこうヘタレすぎるよね・・・。
とはいえ、名作は古典化するくらいに残ってほしい。しかも、この時代にちゃんとアメリカ留学をしていた彼が、みんなにどう映るのか、どんな進化版があるのか、まだまだ楽しみです。
個人的には、古谷一行がやっていたドラマシリーズの金田一耕助がイチバン好きでした。次が鹿賀武史かな。横溝正史は私がアメリカに行く前に亡くなってしまったのだけれども、たくさんの遺作が残り、よかったーと思っています。他の探偵もけっこういいよね。
読んだり見たりしたことがない方はぜひとも!
コメントを投稿するにはログインしてください。