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防犯のススメ

07/01/2006 にアップした文章です

 

カリスマ美容整形医師の一人娘が誘拐された事件が起きました。容疑者3人組の計画と行動が杜撰だったからよかったようなものの、かなりいろいろなことを考えさせられる内容になっていました。

Charles Lindbergの娘が誘拐された事件からは、数々の本が生まれました。特に見事だったのは、アガサ・クリスティによる『オリエント急行殺人事件』です。「全員が犯人なんてねーだろよっ!」と悪態をつきながら見終わったものです。犯人にされ、処刑された移民側から見たドキュメンタリーも作成されており、犯人は彼ではなかったのかも、という説はまだ蔓延っています。

日本でも1963年の吉展(よしのぶ)ちゃん事件が契機となり、日本で初めての「報道協定」が結ばれ、それ以降、被害者やその家族への被害拡大防止、プライバシー保護、事件の行方を左右させるような雑音をマスコミから入れるようなことがなくなる配慮がされるようになりました。大昔のことで、昨今では当たり前の「逆探知」もされず、逮捕さえも2年の歳月を要しました。実際のところは、誘拐直後に幼い吉展ちゃんを殺害していましたが、生きているかのように両親にコンタクトを取り、身代金を得ようとしたわけです。詳細は、本田靖春の『誘拐』、あるいは泉谷しげる主演のTVドラマ『戦後最大の誘拐事件 吉展ちゃん事件』があります。レンタルできないだろうなぁ・・・。私はそれを見て強烈だったので、よく憶えているのです。

Wikipediaによると;

余談ながら、刑事ドラマなどでの容疑者取調べの際カツ丼が定番メニューとなったのはこの事件がきっかけという説があり、小原が幼いころから貧しかったためにカツ丼の様な高級品は食べたことがなく食べさせた途端に自供したという。しかしながら、小原を自供に追い込んだ刑事平塚八兵衛の回想にもそうした話は一切出てこない(小原が拘置所の食事の準備を物音から察知して「食事の時間だから房に返せ」と言ったという話が出てくる)ことから、他の事件の話を擬したものか都市伝説である可能性が高い。現在は供応行為として自白の任意性が否定されるため、このような事は絶対に行われない。

というくだりがありますが、私もどうしても取調室は「ハイライトとカツどん」のイメージが抜けません。

そもそも、誘拐事件の成功率の低さを考えると、どうして犯罪をこれからしようとする人々で誘拐を選ぶ人たちがいるのか、私にはそれがそもそもわからん・・・。生きて帰ることを目的としておらず、センセーションを呼びたいだけならば、それは目的を遂げられるいい犯罪だとは思います。が、お金をしっかりせしめ、逃げおおせると思えるバカたちは、どうして後を絶たないのか?100%に限りなく近い検挙率ですよ・・・。実際、平成17年は100%って出てるし・・・。以前、仙台で新生児が誘拐されたときに見た数字では、 警察庁によると、1946年以降に全国で発生した身代金目的誘拐事件は、今回で282件目となる。過去281件中、未解決事件は8件で、検挙率は97%に上る。とありました(ちょっと今うろ覚えすぎたのでネットで調べました)。私の記憶によれば、未解決事件であっても、お金をせしめて逃げおおせたわけではなく、コンタクト未遂や犯罪骨折り損率がうんと高いはずです。誘拐は、政治その他などの世間に訴える手でしかないと思ったほうがいいです。

というか、そもそも、計画をしっかり立てられない人は、何をやってもダメだよ・・・。犯罪であろうが、商売であろうが、勉強であろうが、恋愛や結婚であろうが、日々の金遣いであろうが・・・。その上でさらに難易度がウルトラ級の誘拐なんて、ちょっと頭をトントンして “hello, anybody home?”と Back to the FutureのBiffがやるように生きている人にやってみたいです・・・。

しかし!インターネットでお孫さんや子どもさん、奥様や友だちの写真をバンバン出している素人の方たちも多いし、芸能人も自分の家族の写真出しすぎ・・・。今回の事件も、池田医師が娘さんとTVに露出していたり、HPでの自分のセールスポイントに付け込まれた部分は否定できません。

http://www.ikeda-yuko.com/

このようなプライバシーを切り売りする職業をしていると、リスクも増えていくわけです。いい・悪いを語っているわけではなく、リスクは引き受けねばならぬ、というのが論点です。私も弊社のHPをここでも公開しているので、その気がある人がこの事務所まで出向いてくることは可能です。が、残念でしたぁ!集合玄関のセキュリティシステムで、鍵を持っているか、呼び出しをして館内電話で相手を確認しなければ招き入れなくていいようになっているのです。コレのせいでNHKの集金もたいへんになってるのね・・・。私は防犯コンシャスです。自分が被害者になってからは特に、夜は出歩きませんし、もしもどうしても夜道を歩かねばならぬときには、ということを想定して、駅から徒歩3分で商店街を抜けられる場所を選びました。私は私のリスクを考えて、防犯基準を高めています。

当然、ネットに写真は出しませんし、顧客であろうとも事前調査をしてからではないと出かけていきません。今後どうなるか楽しみですが、露出度が増えていくことに関しては、いわゆる「恐怖感」もあるので、そうなったときには誰かを広告塔に出すことになるでしょう。私はアメリカに逃げます(笑)。アメリカまでストーキングしてくる人はいるのか?それほどうぬぼれてはいませんが、0%の確率ではないので、セキュリティシステムはMustです。

有名人やお金持ちになれば、家にセキュリティシステムを備え付けることはできますが、今の日本は防犯意識が低い。何度か書きましたが、怖いのは空き巣じゃーないんですよ・・・。昨日、さとみちゃんは出社が遅くなりました。なぜならば・・・・、ベランダに面した家のガラスが割られていたためです。石までご丁寧に残っており、駐車場に面しているそのベランダ側は、8台契約の月ぎめ駐車主以外、それほど用事のないところで、抜け道になるような場所でもありません。犯罪の匂い・・・。あるいはただの酔っ払いなのか?八つ当たりの石投げなのか?さとみちゃん狙いという可能性はとても低いですが・・・ゼロではない。さとみちゃんは、3月にお財布を落としているので、それも考慮してしまい、とても怖い想いをしながら、警察に来てもらいました。被害届を出し、大家さんを呼び出し写真を撮ってもらい、大家さんの保険で修理してもらうことになりました。が、疑問点は、アスファルトだらけの近所で、その尖った小石を誰がどこでそこまで持ってきて投げたのか?さとみちゃんはまだその小石を大切に、「大した事件じゃないから指紋解析なんかしてくれないのはわかるんですけど・・・」となぜかキープしています。防犯コンシャスにさらになるさとみちゃんであった・・・。

家の中に居ないときで本当によかったです。被害者になった私が言えるのは、事あるごとに思い出してしまい、耳や目や匂いが敏感になりすぎてしまい、感情に蓋ができない場面が増えてしまうことは、できることならば、倖せな想い出でやったほうがいい。防犯は本当に大切よ♪特に、自分がいないときの空き巣よりも、居るときの強盗やレイプ、いたずらなどに、本当に防犯準備をしてください。

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