09/16/2006 にアップした文章です。
暗い気分になる人が多いのかもしれません。が、コンピューターのように頭が二進法でもなく、私はこの10年後を考えることはしょっちゅうやっています。いつもそうでした。いくつくらいからだったんだろう?とにかく小さい頃は、早く大人になりたかった・・・。誰にも命令されず、文句も言われず、自由に行動できる日々を求めていたわけです。子どもが子どもでいられる時間はあんなにも短いというのに、なぜだか急ぎすぎました(笑)。
私がパイロットの免許を取ることを目的にしてアメリカ留学する前に、父は私の生命保険を書き換えてくれました。子ども保険を使わずじまいだったのは、父と母が、私が大学に行きたいと言い出すとは思っていなかったことがあり、そのお金もすべて自分で賄ってしまったからです。それをそのまま大人用の生命保険に書き直し、未だに私は死亡時3000万円の受け取りと差額ベッド代が1日1万出る保険に、年間14万ちょっとしか支払いをしていません。超格安です。
そんな父は自分が死ぬときにも、労災や自分の会社での労働組合の積立金や生命保険など、たくさんのものを残してくれました。死なねば受け取れなかった金額は数千万に上り、彼は自分が生きているうちはお金に困る暮らしをずっと続けていくことが見えていたのでしょう。その恩恵を母が受け、弟が受け、私はそれまで通り、自分の力でやってきました。西さんの手助けがあったものの、不動産転がしをしたり、バイトで翻訳をしたり、手に職につけられる技能はこれまでもつけてきたつもりでいます。
そこで、父がパイロット前の私にきつく言ったことは遺書でした。彼の航空力学や事故に対する統計学の教養は大したものではなかったかもしれません。が、万が一のために遺書を残しておくようにと言われたのです。私は以来、20年弱、遺書を書き続けています。改編しなければならない事項も出てくるのです。が、自分が死んだときのことを見つめるのは、私にとってはまったく苦痛ではありません。死んだあと、残された人々で私がいなくなった事実に対して悲しんでくれる人の先を思うほうがずっと苦痛です。特に、ネコたちのガーディアンには誰がなってくれるのか?豪勢な金額のお金を残さなければ、6匹という数も含め、誰も引き受けてくれるリクエストではありません。しかもね、遺書を書き始めたときにはネコはいなかったわけですし、最初は1匹だったネコが2匹になり、3匹になり、5匹になり、最後には6匹になってしまったわけですから。
今日、1ヶ月だけペットシッターをしてくれている隣のアントワネットに国際電話をしました。彼女はシャワーを浴びており、だんなさんが電話に出たのですが、明るく「香港はどうだった?東京のお天気はどうだい?」とCourtesy(礼儀)を交わしたあと、リクエストをいただきました。読売ジャイアンツのベースボールキャップと有名選手のジャージが欲しいと言うのです。もちろん、月末にはアントワネットにシッター代をお支払いするので、キャップとジャージを買ってもお釣りが有り余るという話をし、私はさっそくその約束をしました。行き着けのお鮨やさんのマスターとおかみさんが、10月に10日間の里帰り旅行に来るので、帰りに持って帰ってもらいます。そこで考えたのです。彼のこのコレクション・・・。子どもの頃からなのだそうです。10年後などのことは、始めたときはまったく考えていなかったそうなのですが、ベースボールカードが高価になっていることをティーンの後半で知ったそうで、コレクション熱はずっと醒めることがなかったのだと・・・。確かに、ホッケーでも有名選手の実際に着たジャージは6000ドル(70万とかね)するもんね・・・。映画のBlast From the Pastもお金は35年前のベースボールカードから捻出するんだった・・・。そして、彼はアメリカでも日本の野球が強くなったときのための投資をしたいのだそうです。すばらしい10年後になることを、心から祈っています。
社員のさとみちゃんは10年後にはぜひぜひヨーロッパかカナダかアメリカに居てほしいなぁと願っています。自分のオフィスを開いて、したい仕事ができていればいいなぁ、と。すまいるの子どもたちはティーンエージャーになっており、10年後はフィジカルなたいへんさよりは、経済的だったり心理的だったりする親としてのたいへんさを味わっているに違いないことでしょう。
当然、私は10年後にはフルタイムで学校に通っていなければならないわけです。企業をした1年4ヵ月半前に、「10年でなんとかきっちりカタをつける」と誓ったし、それなりの計画をしたからです。早めに夢がかなうのであれば、それはそれでどんなにいいことか♪脳細胞がバンバン活用できるときに、そりゃーフルタイムの学生に戻りたいですよ。もう学校まで絞ってあるくらいなのです。あと8年半で私が社会に貢献するためにもやらねばならないことは、しっかりプランしてあり、引退までの道のりはちゃんと頭の中に映像で詰まっています。こうなると念じることも容易いので、かなり明るくポジティブに自分に言の葉(言霊)マジックを掛けられるわけです。しかも色つきの映像もありますし、具体的な学校名や風景もついていますし(門とか建物とかね)、何よりも習いたい教授陣の名前や著書なども羅列してあり、自分にはコレがどうしても夢だとは思えないわけです。プランです。
どんな家に住んでいて、どんな車に乗っていて、どこでバケーションを楽しんでいるか、なども予測できます。つまんないって?(爆)私は根っから貧乏性なので、ブランド物を買うためのショッピング旅行には行きませんもんね。クルーズはしたいです。癖になったらいいなと思うくらいに・・・。
今後働かなくても経済的自由を得るためには、方法は2個あります。前もって大きな金額をゲットしておき、それを基金(ファンド)にして毎年いくらいくらずつ使えるようにするか(養老年金保険などもこんな考え方です)、毎月か毎年必ず定期収入が入るようにしておく。それは著作権か特許の10年か20年くらいの期間になるか、家賃収入などで減価償却の期間をしっかり見極めたものになります。他には会社を持っておいて役員手当てを存続する限りもらうという手がありますが、どうなんだろう、世の中はそんなに安定しきっているわけでもないので私はアテにしていません。
さとみちゃんはこのファンドという考え方を知らなかったので、紙に書いて説明し、詳しく教えてあげました。元金が多ければ多いほど、ファンドは持っていたほうがお得です。期間設定と毎年の配当金によりますが、倍以上になるケースもあることだし。そんなわけで、私もファンドと特許権収入と家賃収入の3本立てで将来を見つめているのですが、この元金をあと8年半で蓄えねばならぬわけです。当然、西さんがいますから、私の分は半分でいいんですけどね。
バクチでもそうですが、元金を持っているほうが勝ちやすい。すみません、昨日も久々にパチンコに行き、7万2500円も勝ってしまいました・・・。さとみちゃんも私に知らせず25000円も勝っていた模様・・・(爆)。昨日の私の元金は18000円でしたが、もしも1万でやめていたら出なかったわけです・・・。
お金だけではなく、アイディアや教養も同じですね。元金にあたる情報や知識や知性を持っていたほうが、強い。10年後を考えるにあたり、また今日も西さんと「おー、TOEIC受けないといかんじゃないか」と話していたところです。もー、多忙にかこつけて申し込むの忘れてたよ・・・。さとみちゃん情報によると、最近、British& Australian Englishが入ったようなのですが、特に問題はないことでしょう。こうして10年後をまだまだ楽しみにしているいい年こいた私なのでした。
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