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英語の前に日本語④——「相槌」と「質問」、あなたはちゃんと使えてる?

言語をどう使うか?というのには基幹的に2面あり、ひとつは脳内で自分の感じ考えたりしていることをまとめるため。もうひとつは、他者とコミュニケーションを取るツールとして使うため。であれば、このコミュニケーションツールとしての言語の大切なカテゴリーとして、会話の中での相槌と質問ができるかどうかで、あなたとあなたの話し相手の理解度は大いに変わる。

これ、気づいてる?

会話をしていて、「この人と話すと気持ちいいな」と感じる人がいる。反対に、話しているのになんとなく手応えがない、伝わっているのかよくわからない、という人もいる。その差のかなりの部分が、相槌と質問の使い方にあるから。

まず日本語の相槌について考えてみてほしい。日常会話で使っている相槌を思いつく限り挙げてみると——「うん」「そうですね」「なるほど」「へえ」「そうなんですか」——だいたいこのあたりに収束しないだろうか。種類が少ないし、感情の幅も狭い。

さらに問題なのは、相槌が「つなげられていない」人が多いことだ。「そうなんですか——それってどういうことですか?」「へえ、私も似たような経験があって」——こうして相槌が質問や自分の話への接続詞になって初めて、会話がリズムを持つ。この「受け取って渡す」ができている人が、日本語話者の中でも実は少ない。

英語の相槌は、感情をそのまま乗せるものだ。”Oh wow!””No way!””Are you serious?””That’s incredible!””I hear you”などなど、これだけでも全部ニュアンスが違う。さらに面白いのは、相槌にはローカル色や職業色が出るという点だ。医療現場では”I understand”より”I hear you”が好まれる。ビジネスの場では”Absolutely””Exactly”が多用される。

質問についても触れておきたい。私自身に、忘れられない体験がある。アメリカの英語学校で初めて質問したとき、先生にこう言われた。”That’s a wonderful question! No one has ever asked me that!”その瞬間のことは今でも覚えている。質問することが、こんなに歓迎されるのかと、本当に驚いた。そしてたぶん、あの瞬間から私は勉強が好きになったんだと思う。

そもそも小学校から大学まで、きちんと授業を受けた記憶もなければ、きちんとテスト勉強をした記憶が2回しか残っていない。杜撰すぎる私の勉強をしない学生時代を払拭するかのように、24歳から学び始めたアメリカでの学生生活は、質問をすれば必ず理解するまで答えてくれる、という保証が英語文化にはあったというのがすごかった・・・。日本ではなかったんだもの、そんなこと。(◎_◎;)

そして私は、これでもか!という質問をしていくことになる。なぜか?子どもの頃の「なぜなぜ坊や」全開が許されるというレベルではなく、大歓迎されるレベルだったから。すごい違い!

英語圏では質問は知性のシグナルだ。英語を学ぶ前に、まず日本語で「受け取って渡す」相槌の練習をしてほしい。それができていれば、英語の相槌は思ったよりずっと早く身につく。しかも、あなたがどれくらい理解しているのかを、感情と共に渡すことができる。コミュニケーションを取るのであれば、ポジティブ満開のほうが楽しい。そして、もしもネガティブな気持ちを伝えても、黙って受け容れて聴いてくれて、そのあと自分のことのように考えてくれることが、そもそもの前提であると信じられるほうがうれしい。

なので、この2つ:相槌と質問。まずは日本語でできるようになってみて!