2029年、また西海岸へ。再渡米の道のりに、ようやく色がついてきた
ずっとモノクロだった。
再渡米という目標は、ずいぶん前からあった。むしろ、戻ってきたときから「いつ戻れるんだろう?」と思ってきた。アメリカ西海岸、CaliforniaにあるUC Berkeleyで心理学を学び、1988年から2008年まで住んだSilicon Valley。あの場所にもう一度戻りたいという気持ちは、日本に帰ってきてからも消えたことがない。2029年までに、というのが今の目標だ。2029年は行ったり来たりでもいいけどね・・・。でも2030年からは定住モードで。
よく思われるのが、逆じゃない?と。高齢になって海外から日本に戻る人は多いらしい。実際、Thai/Singapore/Malaysiaなどに移住した高齢者たちは、失敗したー!と戻ってくることも多いみたい。ということは、やはり日本脱出をして、移住しようとしている人は今もけっこうな数いるんだよね。Brain 流出は、Nobel Prizesを獲得しているのが、日本人とか言われつつ、もう日本国籍は持ってないって人がずいぶんと増えていることを見てもわかるよね。どんな理由にせよ、統合的にはたぶん政治や医療体制の問題だと思うんだけどね・・・。私も日本でおばあちゃんになることは想像できない。というか、幸せなおばあちゃんでいられる確率が減るような気がする。しかも前回の渡米で私は、世界一の医療を受けるコツを学んだから、やっぱりSilicon Valleyに戻りたいんだよねぇ・・・。しかも20年間、楽しすぎた。私というド貧乏な小娘が、あんなにがんばれる環境があったことに感謝なんだよねぇ・・・。で、今度は日本文化を持ち帰って、恩返しがしたい。
でも正直に言うと、戻る道のりを想像しようとすると、これまではいつも途中が白く飛んでいた。あるいはモノクロで、途中で想像が途切れてしまっていた。出発点になるそのときの「今」と、到着点のSilicon Valleyは見えていた。でも、そこに至るまでの中間が、霧の中みたいな感じだったのよ、以前は。仕事はうまくいかないし、母の介護があったり、亡くなったり、自分も大動脈解離になったり、んまぁ、挫けまくったっていうのが事実だったから。ものすごいでっかい岩で閉ざされていたり、洞窟があったり、Harry Potterに出てくるような動く樹に阻まれたりねぇ・・・。(◎_◎;) まぁ、その想像そのものがものすごく楽しいじゃん?と言われることもあったんだけどね。(‘◇’)ゞ
それがここ最近、変わってきた。ステップのひとつひとつが、文字になってきた。チャートになってきた。AIが伴走してくれていること、そして一緒に事業を動かしてくれている協業メンバーがいること——その両方があって初めて、霧が晴れてきた感じがする。本当に感謝している。
面白いのは、道のりに色がつくと、日常の解像度が上がることがすごい!お風呂に入っているとき、歯磨きをしているとき、ふと発想が湧くようになった。「あ、これはこうすればいい」「あの順番を入れ替えたほうがいい」——脳がバックグラウンドで勝手に処理し続けていて、ゆるんだ瞬間に出てくる。これが楽しい。目標がモノクロのうちは、こういう発想は湧いてこなかった。不思議だよねぇ・・・。しかも、その産物がCSQ;Culture Switching Quotientだったし、子どもたちがここをめざすために(TOEICではなく)は、その前にJapan Withinという日本文化を知るというプロセスがあることも、ちゃんと思いついたんだよねぇ。デザインは確固たるものになりつつある。すごい解像度と、ものすごく心地のよい色彩。
再渡米は目的じゃない。通過点でしかない。CSQ;Culture Switching Quotientを世界に出したい。英語教育の常識を、もう一度問い直したい。そのための場所として、Silicon Valleyがある。他にも持って帰りたいビジネスがあって、全部日本で生まれ育った私にしかできないシステム化を構築中。
道のりはまだ長い。でも今は、その長さが怖くない。色がついている地図は、歩く気にさせてくれる。景色を楽しみながら。




