生徒さんたちに聞いてみたことがある。「10億円当たったら、何にどう使う?」

返ってきた答えの多くが「貯金」だった。夢はないの?と、ちと切なくはなった・・・。(・・;) 実現したら小気味いいとか、使い切ったらせいせいするとか、そういう感覚はないのか?っていう、大きさなのか、思い切りなのか、ちょっと感覚の欠如を感じてしまっていた。

私の心意気は真逆だ。当たったんだから、なかったものと同様に扱え。手元に残すな。全部使い切れ。江戸時代の侠客・幡随院長兵衛は、入ってきた金をその日のうちに全部使い切ったと言われている。お金に魂を縛られない人間の、圧倒的な自由さだ。「宵越しの銭は持たぬ(金は持たぬ)」は、その日稼いだお金を翌日に残さず使い果たす、金銭に執着しない江戸っ子の気質(粋)を表した言葉。この言葉は元来、特定個人のものではなく江戸町人の美学とされるのだけれども、私も江戸っ子でありたい(笑)。

では、夢が持てる人と持てない人の差はどこにあるのか。心理学的に見ると、夢を持てるかどうかは「自己効力感」と深く関わっている。これが低い人は、夢を描く前に「でも自分には無理だ」が来る。Self-Efficacyは、まだ手を付けていないことが「できる気がする」「できる感」で、よく言う根拠のない自信もこれにカウントできるかもしれない。ただ、根拠を見つけ出せればさらに成功率は上がるんだけどね。☆彡

もうひとつは「時間軸の長さ」だ。夢を持てる人は、未来を具体的に想像できる。5年後、10年後の自分の姿を、色をつけて描ける。ぼんやりしていないし、イラストでもなければイメージでもなく、自分の実写が観れたり、それが動いていて音もあったり触感や味覚までが混み込みだともっとすごい!

そして3つ目は「喪失への恐怖」だ。今あるものを失いたくないという気持ちが強い人は、新しいものを手に入れることより、今あるものを守ることに意識が向く。貯金はその最たる表れだ。せっかく手に入ったのだから失いたくない。と自分が堂守とか墓守とかマンションの管理人になることが使命だと思うんだろうなぁ・・・。そして「いつか」の堂々巡りが始まるんだよね。持っているからいつでも叶うから大丈夫って。でも、やりたいことにはやり時もあるし、必要なその他の条件もあるし、何より勢いっていう心が沸騰している状態が大切なんだけどね・・・。この喪失への恐怖がある人は、失くす確率も高くなるんだよね・・・。

10億円当たったら何をするか——この問いを、今日の寝る前にもう一度考えてみてほしい。貯金以外の答えが出てきたとき、その人の本当の夢が見える。

私は10億を使い切ってしまう自信がある。ちょっとした釣銭ですら、きれいに使い切れるという自負あり(笑)。うーん、これ、自慢じゃないんだけどバカな自慢にも聴こえるよねぇ・・・。次世代に資産として残るような使い方ができたらと、ここ10年ほどすごく強くつよく考えているので、たぶん大丈夫だと思う。消耗品も中にはあるし、段階的にしか大きくならないものには投資なんだけどね・・・。たぶん大丈夫!筋は合ってるから。でも使い切れる(笑)。そしてそれを元に稼いで、もうちょい夢の時間を長引かせたい。

みなさんはいかが?