「英語はアプリで学べる」という時代に、なぜ私は動画260本という形にしたのか。それには理由がある。アプリは便利だ。でも、アプリが教えてくれるのは「英語」で、実質的には、単語そのものの意味や文法の間違い、よく言われる表現を丸暗記できるような仕組みの上に成り立っている。私が教えたいのは「英語の向こうにあるもの」だ。

英語アプリの傾向として、1レッスン5分から10分のマイクロラーニング設計に、AIによる発音のリアルタイム解析・判定が標準化しつつある。翻訳・通訳AIの進化も著しい。2026年時点で、リアルタイム通訳アプリは0.5秒以内の速度で動作するものも登場し、Gemini AIを搭載したことで文脈理解も向上している。ただし、残る限界もはっきりしている。文化的な背景を踏まえた表現力やニュアンスの再現には、人間の理解力が必要だというのが、翻訳業界の一致した見解だ。1970年代以降、翻訳研究では「文化的転回」と呼ばれる捉え方が主流になった。翻訳とは単なる言葉の置き換えではなく、文化と政治としての翻訳だという考え方だ。

「言語を超える」ことと「文化をスイッチする」ことは、まったく別の能力だ。AIは前者が得意になってきた。でも後者は、当分、人間の領域のままだ。笑い方、間の取り方、相手が「この人は信頼できる」と判断する瞬間の空気——こういったものは、翻訳できない。

Kick Me Englishの260本を、単語や文法の解説だけで終わらせなかったのはそのためだ。翻訳アプリが0.5秒で言葉を置き換えられる時代に、わざわざ人間が時間をかけて動画を作る意味があるとすれば、それは言葉の裏側にある文化のスイッチの仕方を伝えることでしかない。何を言うかではなく、なぜそのタイミングでその言い方を選ぶのか。その感覚を、260本のどこかで一つでも多く伝えたかった。

そしてその日々の葛藤がCSQ:Culture Switching Quotientを生み出した。言いたかったことはずっとコレだったんだ、という・・・。

そしてHPできたのよーう。これからどんどんページを増やしていくのだけれども、まずはトップができました。https://tocsq.com/ 2026年8月30日に第1回検定を設置しました。どうなることやらなんだけど、楽しみすぎます!

これのために学ぶ参考書?アプリ?解説書?なども続々と販売していくことになるので、むちゃくちゃ忙しいワタクシなのだ。もちろんこれのための動画も作らないといけないしね。

でも基本ができていない人には、Beyondは行けないわけなので、ちゃんと英語というモノを理解してもらいたいというので、現在7月末までは260本を26000円で販売中なのだった。8月からは倍額の52000円になるけど、まぁ、そもそもは13万だったんだから安いよね。

そしてこれもまた第2Versionなんかも作っていけたらなと想ったりしつつも、やっぱりCSQ用の動画を作らないと、などと思っているところです。

とにかく英語を動画で学ぶのはアリだと思うんだけど、アプリは問題集みたいな感じだよね・・・。ここが問題なのかな。未来はどうなるか楽しみだよね。

「動画で学ぶトレンド」シリーズはこれで終了!運動・勉強・資格・英語、どの分野でも共通していたのは、道具がどれだけ進化しても、使い手の内側にあるものが決め手になる、ということだった。