CSQ:検定試験のための動作確認
新しいオンライン試験システムを本番前にテストする際、一般的にチェックされるのは、同時アクセスが集中したときのサーバー負荷、決済(Stripe等)の処理が正しく完了するか、回答データが正確に保存・採点されるか、受験者への確認メールが届くか、途中で回線が切れた場合の復帰動作、といった項目。小さな不具合ほど本番の当日に発覚しやすいため、事前のリハーサルは地味だが欠かせない工程とされている。
特に、招待制ではなく外部の人が申し込む形になると、「使い慣れていない人がどこでつまずくか」という視点でのテストが重要になる。開発側にとっては当たり前の操作が、初めて触る受験者には分かりにくい、というギャップは、実際に第三者に操作してもらわないと見つかりにくいと言われる。
スマートフォンでの受験を想定する場合は、画面サイズの違いによる表示崩れや、通信環境が不安定な場所(電車内・外出先)での挙動確認も欠かせない。将来的にListening onlyのような形式を増やすことを考えると、音声再生の安定性や、イヤホン接続時の動作確認も、今のうちから積み上げておきたい項目になる。
こうした地道な確認作業は、表には出ない裏方の仕事だからこそ、後回しにされがちでもある。しかし本番当日にトラブルが起きると、システムの不具合以上に「せっかく申し込んでくれた受験者の信頼」を損なうリスクの方が大きい。第1回という、これから先の印象を決める大事な回だからこそ、地味な確認作業に時間をかける価値があると言える。
動作確認は、開発担当者ひとりの目だけでは見落としが出やすいとも言われる。実際の受験者に近い立場の人が、あえて「意地悪な使い方」(連打する、途中でブラウザを閉じる、複数タブで開くなど)を試すことで、本番で初めて起きるはずだった不具合を先に炙り出せる。惠さんのような技術担当者と、非エンジニアの視点の両方でチェックすることの価値は、ここにある。
決済・回答の保存・確認メールといった基本項目は、実はもう一通りテストを終えている。ただひとつ読めないのが、受験者数が確定していないためのサーバー負荷。ここについては、時間帯を限定せず「1日のどこで受けてもいい」方式にすることで、当面は回避することにした。本格的な対応は、クラウドファンディングを経て体制を整えてから、という段取り。逆に、回線が切れたときの復帰動作は、正直まったく考えていなかった項目だった。これは今から急いで確認しないといけない(笑)。
今回の動作確認で印象に残っているのは、惠さんの引き継ぎの丁寧さ。惠さんは行政書士の国家試験に向けて、今日のMTGから11月10日まで一時的にお休みに入る。それでも彼女が残してくれた引き継ぎ資料は、本当にしっかりしていて、これならもう大丈夫だと思えるものだった。彼女がどんな考え方でシステムを組み、AIと向き合ってきたかは、彼女のClaudeと私のClaudeとの間でも、きっとちゃんと通じ合えるはず。そう思えることが、何よりの安心材料になっている。
本番に向けて残っている不安は、やはり回線切れからの復帰。ここだけは、今のうちに手を打っておきたい。もうひとつの懸念は受験者数だが、これについては発想を変えることにした。第1回は、いわば「記念」の回。であれば、無理に集めようとするより、「記念に受けてみませんか?」と正直に呼びかけて、招待受験者の方たちと一緒に、16の動物についてオンラインで語り合ってもらう場にできたらいい。数が少なくても、そこで盛り上がれれば、終わりよければすべてよし、だと思っている(笑)。





