クラウドファンディングをやる理由は、結局のところひどくシンプル。CSQの「存在」を、まずご理解いただくため。

昨日、体系立てて物事を理解している人への尊敬について書いたけど、実はその「分類」というのは3段階でできている。まず、そこに何かがあると認知できること。次に、それを意味のある形で区別できること。そして最後に、理解を深めて第三者に説明できるところまで持っていくこと。今の日本において、CSQはまだこの1段階目、つまり「存在を認知していただく」というところにすら届いていないのが哀しい現状。だから私にはまず、その1段階目を展開していかねばならないという、ちょっと大げさに言えば使命のようなものがある。どれだけ中身に自信があっても、そもそも存在を知られていなければ、区別も理解も始まりようがない。当たり前のようで、これがいちばん難しい部分だと最近つくづく思う。

準備の方は、ようやく担当の方からアドバイスをいただいて、これから計画表を書いていく段階に入った。ここまで来るのに、思っていたより時間がかかった。ただ、実際にリサーチを進める中で、うまくいっているプロジェクトとそうでないプロジェクトの違いに気づかされる場面が何度かあって、当初考えていたやり方を少し見直すきっかけにもなった。細かいことはまだ書かないでおくけれど、方向性を固め直すいい機会だったと思っている。

計画表というのは、想像していたよりずっと地道な作業だ。何を、いつまでに、いくらで、誰に向けて届けるのか。ひとつひとつを言葉にしていく作業は、頭の中でぼんやり考えていたときよりも、粗が見えてくる。CSQは日本国内での流布はもちろん、いずれはマニュアルとしてグローバルにライセンシングを進めたいという構想も持っている。ただ、今回のクラウドファンディングでは、まずは足元、日本の皆さまにきちんと知っていただくことに集中しようと思っている。遠くを見すぎて、目の前の一歩がおろそかになっては本末転倒だからだ。

目標として思い描いているのは、地平線のような遠くの一点を目指すことではなく、水平線のように、広く緩やかに伸びていくイメージだ。一発で大きく当てることより、応援してくださる方が少しずつ増えていって、その数字が積み重なっていく方がずっとうれしい。応援していただくということは、知っていただくということでもある。数字が見えてくれば、それ自体が励みになるし、集まったお金は決して余計なものではなく、そのまま次への投資になる。

正直、こういう形で自分の事業を人前にさらけ出すのは、少し勇気がいる作業でもある。それでも、黙って完成を待っているだけでは、CSQの存在は誰にも届かない。昨日書いた登録商標の話も、今日のクラウドファンディングの話も、根っこは同じところにある。ちゃんと形にして、ちゃんと守って、ちゃんと届ける。そのための地道な準備を、ひとつずつ積み重ねている最中だ。

だからこそ、今回はちゃんと本気で取り組みたい。準備の段階からきちんと積み上げて、胸を張って公開できる計画表を仕上げるところから始めようと思う。