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何かが違うと思う・・・

02/08/2008 にアップした文章です。

今日も午後からの授業だったので、すごいものをTVで見つけてしまったのですが、それは商品そのものではなく、その商品を使って「自分ができてしまう」というその不思議な錯覚。悪いんだけど、その商品がなければ、あなたには自力ではそれはできないから・・・・(汗)と、本人の顔に向って言いたくなるほどだったんですが、ふむふむ、こうして日本は商品を売るのか、と、びっくりしたのであります。アメリカでも「個人の意見」はいくらでも言ったものがCMに登場するし、30分間ずっと商品を販売しているチャンネルや時間帯などもあるので、特に驚くものはもうないだろう、と思っていたのですが、今日はびっくりした(笑)。

「漬物の素人が、ミシュランの三ツ星和食名人をうならせた」というのがすごいフレーズだったんですよ。いやー、日本人もアメリカ人が英語で言うくらいの大げさなことが言えるんだなぁと、感動していたのですが、それは事実ではなかった(笑)。「うならせたのは、人間ではなくて、その器具で作った漬物なんだから、その器具でしょ・・・」と・・・(汗)。

特に売るための広告を私はアフィリエイトしていないので、買ってもらっても困るんですが・・・。私は、「面倒くさいかくさくないか」と「押し付けられているかいないか」が行動の最初のスクリーニング指標なので、アフィリエイトはできません(笑)。食育コーディネーターやらいろいろと、彼もお金になることはいろいろやるわけなのね・・・。確かに世の中にはいいイメージなのだけれども、すごいなぁと。

話はズレますが、コピーや著作権などで商売をするしか、やはりミリオネアにはなり難いんだろうなぁと思います。それが、アメリカから上陸した『金持ち父さん、貧乏父さん』のお話なんでしょう。私は読んでいないのですが、1680円の価値はあるんでしょうか?さらに、講座を受けるだけの価値はあるんでしょうか?http://www.richdad-jp.com/top.html

インフォマーシャルという種類のテレビショッピングは、もう20年くらい前から徐々に流行っていたというものの、クレジットカードがない人が多かったので、それほど浸透しては行きませんでした。その後、雑誌での通販が流行して、そのあとにネット販売で、今じゃ、お店を構えることのほうがバカらしいような売り上げを見せています。物販の場合で、サービスなどはなかなかそうも行きませんが・・・。

そして、そのインフォマーシャルという、映像付き、芸能人説明のテレビショッピングは、延々と続くのですね。私は、これまでその手の番組は、見ないことにしていたのですが、今日はたまたまTVを消す人もいなかったので見てしまった(笑)。そこでの文言はすごいんだなぁ。アメリカ人顔負けの、ものすごい大げさなことを言えるんだ、とびっくりしてしまった。芸能人であっても、好感度が高く、素人くさく、商品を使ったあとの反応がすばらしい人たちが、アノ手の番組に起用されるんだろうな、ということがわかりました。

アメリカでは、アレ専門の職人さんがいて、彼らのトップは日本の「実演販売のプロ」のような人々で、アレ1本で数千万から数億くらいを儲けているらしいです。日本もその手の人々はいるようですが、なかなか数千万から数億などにはならないのでしょうね・・・。

いや、私には向かない職業なので、追いかけてリサーチをする気にはならないのですが・・・(汗)。

もう最初からおかしいじゃないですか。お漬物が自分で漬けられない人が、努力しないで、ミシュランの三ツ星をもらえた和食店を構えているご主人に「おいしいね」と言われるものを作れるようになるには、ダイエットくらいの苦労はあってほしいものではある・・・。もちろん、見ている方々もバカではないのだろうから(いや、もしかしてバカかもしれない、という危惧はゼロではないことは書いておいてもいいかもしれない・・・)、「この器具に工夫と技術があって、それがお漬物をおいしく簡単に漬ける」ということがわかったとしても、購買してしまったら、これと同じような広告は無くなるどころか増えていくのでしょうね・・・。

遠赤外線とマイナスイオンという、流行のツボを押さえてあり、そのテクノロジーを具現化したもので、「ああ、やっぱりね・・・」というものではあるのですが、そもそも、自宅でお漬物を作れない人であれば、買ってしまうかもしれず、どのくらいお漬物が好きかでも買ってしまうかもしれず、毒入り餃子問題もあったことだし、お惣菜はなるべく避けたいという効果も働いてしまうので買ってしまうかもしれず、と、可能性は無限大なのです。

そして疑惑が・・・> 浅漬け名人という名前の漬物器なのですが、ここに推薦している人が並んでおり、その中に服部先生がいるではないですか・・・(汗)。このアイディアからパクッたと思ってしまってもいいのでしょうか?(汗)
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E6%B5%85%E6%BC%AC%E3%81%91%E5%90%8D%E4%BA%BA&adgrpid=56130084867&gclid=Cj0KCQjw5J_mBRDVARIsAGqGLZBeJW1RWFm4cVx-uQNKRPrwIaBrk1ze7pORCQ2frJFlZRdfvPZZCAsaAjT-EALw_wcB&hvadid=259677958758&hvdev=c&hvlocphy=1009281&hvnetw=g&hvpos=1t1&hvqmt=e&hvrand=9463227133021606025&hvtargid=kwd-297508919479&hydadcr=27000_10577483&jp-ad-ap=0&tag=googhydr-22&ref=pd_sl_100q62ixdg_e

こういったメンタリティが、拡大解釈をしていき、なぁなぁな食生活を作ったり、購買動機や理由やプロセスをネガティブ含みにしたり、と、どうも20年前の日本人である私は思ってしまうわけです。まぁ、お漬物は塩分が高いですから、自分で作ったほうがいいに決まっているのです。塩分調節ができますからね。でも、そんなことは広告では一言も触れていなかった・・・(あれをたとえPCをやりながらだとしても、15分近く見ることができた自分に、かなりびっくりした・・・)。

便利器具やテクノロジーというのは、こうした『錯覚』『誤解』をどんどん増長させていきます。しかも、広告で、「あなたが手作りで作った!」などと思い込ませてしまうすごいことになっているのか・・・と、私は本当にびっくりしました。もう少し時間が経つと、悲しくなるのかもしれません。

西さんは横で大笑いしながらいろいろ言っていましたが、私も最初は笑えたのですが、なんだかやっぱり違うよ・・・、と思うのです。

きっと小林製薬のネーミングは、笑っていい部類だと思うのです。が、いろいろなネット広告やテレビショッピングや通販のカタログを見ると、私は悲しくなってしまうかもしれません。積極的消費者ではないので、見ないで済んでいるだけで、実際はそれがもう日本の日常なのかなぁ・・・と諦観気味ではあります。みなさんはどう思いますか?

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