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区切りに際して

02/28/2008 にアップした文章です。

何度か書いてきましたが、学習には「終わり」というものはないのですが、お金には限りがあり、英語などはいつまでも習っているものではないわけです。いや、むしろ、いつまでも習っていてはいかんのですよっ!英語講師の私がこのようなことを言い放つと迷惑な英語学校はたくさんあるのでしょうし、塾などもその典型なのでしょう。が、私は勉強法を教えていない義務教育に失望を感じるし、教育産業そのものに対しても、「サポート」としての役割ではなく、手取り足取りが長続きする経営体制を整えていることに、どうも不思議を感じているわけです。そして、いつか「区切り」をつけてどこかに行く人に対して、私は背中を見なければならない。まぁ、人付き合いでもそんな場面は多いのですが・・・。その区切りがいい質のものかどうか、の割合は、なかなか表現しにくいものです。さらに判断が難しいと来ている・・・。

 

区切り:(1)物事の切れ目。段落。きり。(2)文章や詩歌などの切れ目。句の切れ目。

 

ここのところ私が苦しんでいるのは、学校経営というのも例外ではなく、二元論に成り立っているということ。成果を出さなければならず、それでいて存続のためには生徒数を確保しておかねばならぬ、ということです。成果を出すというのは、英語であれば、英語の目標を次々と達成するまでに導かねばならぬことで、その段階についての考えが甘いと、学校のプログラムは薄っぺらいものになります。あるいは、それだけの資本金がないと、とも言い換えられますが・・・(スタッフを確保しておいたり、家賃を払ったりするには、当然お金が必要ですから)。プログラムが、個人にフィットしたものでなければ、成果も出難く、自由であればあるほど、出入りは激しくなるということもある。

 

ただし、これが不思議なんですが、英語というのはどうもシュミにできるらしく、何年も何年も通い続けるという根気がある人々というのも、確かに実在するわけです。NOVAの生徒さんで10年というのはザラにいるらしいし、私が行っている学校でも、割合は減りますが、4年や5年という人はけっこういる・・・。

 

ここでぶちまけてしまうと、私は英語学校に通うのは、最長で2年から3年でいいと思っています。それである程度、話せて聴けて書けて読めるようにならなければ、本人があまりに怠惰か、学校(講師含めて)が悪い。このある程度が問題なのですが、スタート地点が問題です。なので、カウンセリングや現時点での実力査定というのが鍵になり、その制度がしっかりしていない学校には、通う必要すらないでしょう。どのように英語を学ぶのか?という入り口は、大きな岐路です。

 

そこで問題にされているのが、ネイティブか日本人講師か?という問題なのですが、私のような半分日本人、半分ネイティブのような日本人は、ものすごい勢いで増えていると思われるのです。ただし、私以外の人々はそれなりに得意分野があって、コンサルティングやIT、ビジネス関連の仕事に従事しており、年収で1千万を軽く超えるような仕事をしているに違いなく、英語講師をやっているとは限らないわけで(笑)。逆に、ネイティブで日本語もできて、日本滞在も長い人というのは、けっこう増えているかもしれません。が、その人たちにも教えるという素養・才能がどれくらいあるか?というのは疑問があり・・・。

 

ネイティブに教わっていいのは、発音や絶対量の多さや英語独特の言い回しなのですが、文法的では説明がつかないことが多いです。あるいは先生が熟知していたとしても、教わる方の英語がそれに追いついていないことが多い。TOEICで700レベル、TOEFLで70レベルくらいまで行かない限りは、部分的にネイティブに教わったほうがいいにせよ、技術的なことや勉強法というのは日本人のエキスパートに教わったほうがよい、と、私は断言させていただきます。

 

私自身は、英語の集中講座に通ったわけですが、そこで私が独自に身につけた方法というのが、万民に簡単にできるわけもないと思うのですね。なぜならば、私は50数日目に耳がスコーンと抜けてしまったので、Listeningのわずらわしさから一気に解放されてしまったという利点が大きかったせいなのです。そこを補強してなお、他の読む・書く・話すの勉強法を、日本語を長年使った人間のために、としたものを採用する必要性があると思うわけです。

 

どんな物事でも同じですが、中庸に勝るものはなかなかないわけで・・・。ショック療法というのは、「門戸を開く」のには有効ですが、やはりイチバンいいのは、徐々にアジャストしていくものでしょう。だったら、そのために段階を見極める能力をしっかり持っている講師に教わり、自分がそれをいかに盗めるか?というのが焦点になるわけで・・・。

 

勉強の仕方がわかったら、行かせてあげたり、ブラッシュアップや成果査定のためのシステムを持っていれば、学校ももう少し評価が上がると思うのだけれどもなぁ・・・。そりゃぁね、独学でやるほど情熱がない人たちや、強制力がなければ続けていけない人は、来ればいいと思うんですよ。5年だろうが10年だろうが・・・。

 

ただし、私はそうしたお金の使い方は好まないので、身についたものを使って次に進むことをまずは勧めたいし、そういう現状のほうが健全なのだということは伝えていきたいと思うのです。

 

そうした区切りが来たときに、会社や学校というのは、なかなか手放せないんでしょうね。たとえば、会社で営業コンサルタントをしている人々。自社の製品は売りたいけれども、実際は相手の会社の規模であれば、冒険をしてみたほうがいいし、自社製品ではないものを取り扱っても可能性がある場合、それを正直に言うのかどうか?というのが、ちと不思議なところ。「当然言わない」が答えなんでしょうか?(爆)自社の製品の中から出してくる、というのが模範解答なんでしょうねぇ・・・。

 

私は、勉強法を教える授業をしたいのですが、なかなか直接的なそんな授業をやらせてくれる学校がなく、やはり自前でやり始めなければならぬか・・・と思いつつあります。いつもI’m OK and You are OKな状態を保ちつつも、経済的に立ち行く状態というのは成立すると思っているんですが、甘いんでしょうか?←甘いから、西さんにはもう販売には手を出すなと言われて、今サービス業に偏りつつあるのですが、お試しでネコアレルギーではない生徒さんを集めてみてもいいのかもしれません。約束通り、2年から3年以内では解放してあげないといけないのだけれども、成果を出す自信はありますし、独学を目指さない人にはそのことを正直にお互いが言える関係は、そもそも作れるようなシステムは編み出せると思うのです。自立してその先を見据えて学ぶ体勢を作ることは、可能だと思うのだけれどもなぁ・・・。

 

区切りをしっかり持って学習を続けていくのは、可能なことのはずですし、だらだらと通わずとも、PCがこれだけ発達したのですから、英語学校の形もどんどん変わっていくのでしょうね・・・。そろそろ7ヶ月、英語講師1本だけで食べてきたのですが(まぁ、途中単発の通訳や翻訳は引き受けたのだけれども・・・)、やっぱりやりたいことの主張がありすぎる私は、周りとうまくやっていけないのかもしれないなぁ・・・。

 

と、いきなり私の区切り話になってしまった(爆)。どんなご意見でもいいので、お寄せください(ぺこり)。

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