自分の意志を貫ける人の特徴は?

自分の意志を貫ける人というのは、いくつか観点があります。

 

1.発達段階での意志の育ち方

2.Identity確立の時期とその強さ

3.Self-Esteemの高さ

4.自治感が強いか弱いか

 

1.発達段階での意志の育ち方

 

Erik Eriksonの発達段階は、PiajeやFreudとは違っている点として、「ヒトの生涯における長さ」で心理的発達を追求しています。その中でも幼児初期1歳から3歳までに「意志」を育てることを学びます。何により意志を育てるか?というのがポイントですが、「自分のことを自分で徐々にできるようになるプロセス」の中の、Trial & Errorの中で、これでもか!という失敗やうれしい成功を繰り返し、自分が自分を支えることができる!と確信していくわけです。トイレットトレーニング・食事・着替え・荷物を揃えたり並べたり整理・速く正確にやる、などなど、誰かに助けてもらっていることに気づかぬまま、どんどん自分でできるようになっていく中、「こうしたい、ああしたい」をどんどん連ねていき、それらを成功させることにより、意志は育ちます。

 

親や兄弟が過保護・過干渉になると、意志の強さは育ちにくく、依存的になります。誰かに何かをやってもらって「当たり前」なり、指示待ちを苦痛とは思わなくなることも多いです。

 

2.Identity確立の時期とその強さ

 

通常、Identityはこの表にあるように、青年期(12-19歳)で確立しますが、多くの人がそれを「言葉にできない」「行動には反映させられない」まま、大人になります。

 

Identity:ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念、信念、品質および表現。どのような社会の中で、どんな人と共に、何を生きがい・使命感・義務・支え・自分特有のものとして生きていくか?という問いに応え、自分らしく生きていく抽象概念。

 

これが強い人もいれば、弱い人もいますから、強くなければ貫くことはなかなか難しく、けっこう割とすぐに、妥協したり、譲ったりすることになってしまいますね。

 

  • 場所
  • タイミング
  • 場合・機会
  • 相手

が変わると、違う表現をしてしまい、Identityを裏切るようなことも多くなっていきます。どこで妥協して、といろいろ計算したり、思わず出てしまうと、信頼を失いかねず、自分としても混乱の元を自分で作っていることに気づけません。

 

3.Self-Esteemの高さ

 

Self-Esteem:自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉。 この自己肯定感は、物事に取り組む意欲(モチベーション)や幸せにも大きな影響を与える。

 

これが低い人は、自分の意志は貫き難いです。なぜならば自信がないし、他者に否定されることに耐えられないために、自分を盛ったり、開き直ったり、という場面が多くなります。それでも尚、自分自身の至らぬところを積極的に改善していこうという傾向は低く、努力はしたくないし、今現在の在り方を変えることは難しいと思っている状態です。

 

物事を他者と相対評価して比較し、優劣ものさしで測ることによって、Self-Esteemは低くなる傾向になります。



4.自治感が強いか弱いか

 

2020年2月20日のBlog記事でも紹介しましたが、Autonomy:自治感が強い人のほうが、自分の意志を貫けることが多いです。なぜならば、ひとりがかなり好きなので、貫くも何も、自由だからです(笑)。

 

Autonomy:personality trait characterized by a focus on personal achievement, independence, and a preference for solitude, often labeled as an opposite of sociotropy.

個人的な達成感・自立や自律に重きを置き、孤独を好む性格。ソシオトロピーの対として捉えられる。

Sociotropy: a personality trait characterized by excessive investment in interpersonal relationships.

人間関係に過度な重きを置く性格。

 

心理的な解釈はこんな感じですが、考えたことありましたか?? 🙇‍♂

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です