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バイオリズムをもう一度考えてみる

01/03/2008にアップした文章です。

物事が周期的に起こるのだ、という自然法則を見逃して日々暮らしている人は、けっこう多いのではないかと思うのである。新年の始めに、このポイントを押さえておくと、気分が萎えることを避けられたり、来るべき不調な時期や出来事に備えたりすることができるのではないか?と、ちょっとお節介かもしれない提案。とはいえ、これは自分に向けての啓蒙であり、あまり他人様には影響がないかもしれない(笑)。あ・・・、生徒さんには直接関係あるよなぁ・・・。

周期:(1)一まわりの期間。(2)〔物〕 一定時間をおいて常に同じ現象や運動が繰り返される時、その一定時間。(3)〔化〕 周期表中で、横に配列した一群の元素。
自然法則:(1)自然界の現象や秩序を支配していると考えられている法則。自然律。(2)当為を表現する規範法則に対して、自然界における事物や出来事の間に成立する普遍的・必然的な因果関係を表現する法則。
バイオリズム:生物体の生命活動に生じる諸種の周期的な変動。体温・ホルモン分泌・代謝・月経など生体の重要な機能にみられ、一日を単位とする睡眠と覚醒はその典型例。人間の知性の働きや感情の変化の周期性についてもいう。生物リズム。→生物時計

ヒトの周期は、身体的なものを考えるだけでも数多くあり、ここにすべてを掲げようとしてもできないかもしれません。1日をつかさどるのが、体内時計ですが、そのほかにも、月・季節・年・数年(たとえば細胞周期は事細かく、ここに記載するには大きなジャンル)で、最後が人生という単位になります。生命体のすべての連鎖の中に組み込んで考えていくと、もっと大きく世代なども枠組みとなり、ヒトの周期にはいろいろなものがあるということがわかります。

学校の理科や科学で、これを教えてくれたはずなのですが、日常と密接に関係あるように説明してもらえないものだから、どうも忘れてしまう。「へぇ・・・」と思うに留まり、あるいは「試験に出るかもしれない」に留まり、ものすごく高学歴でも、すばらしいお仕事をしている人であっても、これらを無視するような暮らしを続ける人々は多くなってしまいます。

ただし、バイオリズムという考え方そのものは、統計学的なものであり、実際に女性の月経にズレが起きるように、内因&外因の影響を受け、絶対値があるものではないので、擬似科学とするのが一般です。自然界から遠く離れるように文明や利器を使い始めてから、脳が大きくなってから、ヒトは「自然だけではなく、人工的に作られた物事からの影響」を大いに受けるようになりました。国際化が進むことにより、メディアが発達することにより、その影響の受け方はさらに細分化し、影響の強弱にも個人差が大いにあるようになってきました。そのため、自然法則である周期が崩れ、疾病や精神疾患などが起こるようになっています。交通手段が発達したり、メディアが発達するということは、物理的な移動が叶うことになり、会える人間の数が増えたり、処理しなければならぬ情報が増えることになります。

バイオリズムの基本情報>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0 
http://en.wikipedia.org/wiki/Biorhythm >英語の解説

この英語の解説の中にあるように、この9つの周期だけは確かですから、これがズレた場合には、内的あるいは外的要因に左右されたがゆえにズレた、と考えられます。
Ultradian :24時間以内の周期。たとえばヒトの集中力など。鍛え方にもよるが、45分や90分など。睡眠ステージサイクルも90分刻み。
Circadian :およそ24時間周期。太陽に支配されているリズム。
Infradian :3・4日周期。
Exogenous :外的要因に影響を受ける周期。
Endogenous :外的要因に影響を受けない周期。
Circatrigintan :25-45日周期。月経や皮膚細胞などの周期がこれです。
Circavigintan :3週間周期。
Circadiseptan :隔週周期。
Circannual :年周期。

http://home.att.ne.jp/yellow/tryspace/ このサイトは、疑似科学になる感情・知性・身体の3つのサイクルを生まれ日から計算するもので、外的要因を含みませんが、参考にはできるかもしれないので、覗いてみてくださいね。

たとえば、大食い。「年末年始に過食をしてしまい、元に戻したいのに戻らないよぉぉ!」というのがあるかと思うのです。今年、私はそれがないんですけれどもね(笑)。食べ物がしっかり消化されて体外に排泄される周期があります。それが、24時間以内の周期なのですが、これが過食してしまったために作業時間がかかってくるようになる。ゆえに全体的時間がズレてくると、活動している胃が大きくなったために、さらに食べ物を欲する。精神的にも食べたくなる。食べてしまう、と、またこれが繰り返されて、ズレは後ろに時間が足されていくことになる。女性の月経前後の過食はこれに当たりますが、ホルモンなどがサインを出してくれれば停まるのですが、内的影響がない限りは、飽食の時代、たくさんの食べ物があるので、なかなか歯止めが利かない・・・。ここにまた、食事の内容や、いっしょに食べる人たちや、機会(忘年会・新年会・誕生会などなど)も違って、好き嫌いやその他まで加味されていくと、リズムが変わっても、なかなか戻すのが難しいことになります。

睡眠もそうです。一度夜更かししてしまうと、リズムがズレてしまいます。私は睡眠が足りないとまったく使い物にならないので、食事を抜かすことよりももっと注意を払っています。

こうした周期について考えてみることで、「しないほうがいいな」だとか「こうしたほうがいい」というアドバイスを、自分の身体の自然なリズムから聞き取ってあげることができることは大切です。最初は、ただの知識かもしれないですが、直に、自分の身体が訴えてくるものがわかってくるようになります。

私がいつも驚いてしまうのは、自分の月経周期がわかっていないお嬢さんたちが多いことや、わかっていてもすぐに忘れてしまっている女性が多いこと。男性にしても、疲れのピークがどこに来ているかに鈍感になっており、休息が必要だということが認められず、降参してバケーションやお家にじっくり居てお休みすることができない人が多いこと。

校長センセは、睡眠確保のために、時差ボケで苦しまれたこともあられるようで、メラトニンをネット購買していらっしゃるようですが、こうした努力は必要ですよねぇ。そして、こうした努力をしたあとでも、やはり海外出張の直後に出社せねばならぬのであれば、休息の取り方もしっかり心得たほうがいいです。無理をして、その疲労を蓄積していくと、どこかでやはりツケは払う羽目になるものですから。

さらに、精神的なことも加味して、自分の周期を掴んでみる。これは今年の抱負にしてみてもいいかもしれません♪ご自分の睡眠時間は何時間がベストかわかっていて、それを実行していますか?

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