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紀久美先生へのQ&A~心理学講座編~その84

恋愛と結婚は別なんでしょうか?

恋愛と結婚が別だとすると、人生そっけないものになりませんかね?恋愛は夢で、結婚は生活だという人がいますが、その点と線をしっかり結ぶことができればこれ以上嬉しいことはないんじゃないでしょうか?

つい先日もレッスンで、Attachmentを学んでいただきました。この世に生まれて、一番最初に「絆」を形成するメカニズムについて学んでいただき、その後、その絆があらゆる人間関係に関連していくことを、びっくりするほどの符号を見つけたことに生徒さん達は喜んでいました。

どのように他者(心理学では自分以外の他人は全て他者と呼びます)と関わっていくかというのは、この絆の強さによってなぜか方向性が決められてしまいます。人間関係そのものに希望が持てるかどうか、自分の態度がその絆の直接的な相手にどのように受け止められるかなど、赤ちゃんの頃に学んだことが強く染み込んで残っていくわけです。

この絆の強さによって、恋愛と結婚は別だという人たちが増えるんでしょうね。

結婚する時に、たくさんの条件を並べていく人たちがいます。年収・学歴・家柄・身長や体重・職業などなど、 個人の人間性を反映するものなのかもしれませんが、主体ではないと思います。これらの条件に対して大変に厳しく、ぴったりマッチしていない場合には結構に至らない、という人々やカップルも沢山見てきました。

もちろん、生活していくのにお金を得るための職業や、それから得られる年収は大切なことです。けれども、社会はどんどん変化しています。1970年代は鉄鋼・銀行が盛んでしたが、 ITの時代になり、士業が安定的だと長く言われていましたが、昨今はそれほどでもありません。医師はブルーカラー化するほどに 長い時間や厳しい仕事を迫られていますが、それほどの報酬があるわけでもありません。

生きていくということは、基本的には、自分の糊口は自分でしのぐことができたほうが、恋愛の次に結婚というステップが踏めるようになるはずです。誰かが誰かを養い、それを当てにして生きていく、というスタイルでは、社会が変化した時にでも弱い存在になってしまいます。

恋愛と結婚を同じものにできる人は幸せではないでしょうか?もちろん、ここでも多様性が高くても OK ですから、専業主婦になりたい人や、主夫になりたい人がいても問題はありません。根本的には、恋愛の頃のような情熱や恋する気持ちが、ずっと続くことが大切なのかと思います。いつのまにか家族になってしまい、恋する気持ちがなくなって、人としての情だけで繋がっていくという夫婦もよく見かけます。それを自分が納得できるのであれば、それもありなんでしょう。ただ恋する気持ちがずっと繋がっていくことは、かけがえのないものだということだけは伝えておきたいです。

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