私の年齢になると、子どもの頃から30代くらいまでヒトをかなり見極めてきたはずで、その経験則としての蓄積が今の私を作っていると言っても過言ではないのです。なぜならば、ニンゲンの学びのほぼ60-90%はModeling:模倣学習で成り立っているからです(^^♪
そして私が渡米してすぐに夢中になったのは映画。こんなに安くていいのか?というくらいにon-campus バイトをして(合法です)そこでの福利厚生が毎週1枚の1ドルで観られる映画。当時も4ドル50セントくらいで、Matinee(16時前)がその半額くらいだったんですよね。なので、没頭しやすい趣味だったのです。
その後もケーブル契約をすることができると、Movie Channelsを指定して、かなり観てましたし。ひどいときには勉強をしながらも点けていて、1日7本も流している状態ではありました。
私がDiane Keatonに初めて出遭ったのは、God Fatherシリーズで、I.II. III 全部出てました。まぁ、メインで観ていたのは、Al PacinoとMarlon Brando, James Caan を穴の開くほど観て、IIではRobert DeNiroに魅了されていたんだけれども、ちゃんとDiane Keatonとの恋物語を追いかけていたんですよね。
さらに、Baby Boomが私にとっては「女として生きるには」の大きな分岐点を考えるストーリーで、それに出ていた彼女が女の子の赤ちゃんを1996年50歳のときに(正確には49歳だった)養女として迎えて、その後もうひとり、男の子を2001年に養子に迎えているんですよね。彼女はそのとき55歳。
なので私もAdoptについては考えないこともなかったですが、選びませんでした。
そのあと私がSteve Martinに夢中になったと同時に、The Father of the Brideの1&2で彼の妻役で、ものすごーく楽しませてもらい、直後に The First Wives Clubで歌まで披露してくれて・・・。
彼女が出た映画はかなり観ていて、半分は超えている感じです。全部見ないとなーと今は思っています。
皮膚がんを患ってここ1年ほどはパブリックには顔出しもしていなかったようですよね。ずっと自宅にいた様子で、何度か入院したかどうかも見つかりませんでした。抗ガン治療などもしなかったのかな・・・。最後は肺炎で亡くなったそうです。
もう理想的ですごいな、と。私もできれば施設に入ることなく死ねればうれしいんだけど、と贅沢なことを考えているんですが、たぶん無理だろうなぁ。子どもいないし・・・。(^_^;)
女性としての迷いや悩みを超えていくというのがもうデフォルトなのがよかったです。私が渡米したのもそれを求めて磨いて行くためだったので。24歳半の小娘は、とにかく凜として自分を追求して生きていきたいということしかチョイスにはなく、そのRole Modelsをとにかく集めまくっていたのです。
その年代の年上女性がどんどんいなくなっていき、私はなかなかさよならが言えないままで、心の一部がどんどん石灰化していくんでしょうね。なんとか処理しないといけないですが、ちょっと時間をもらうしかないですよね・・・。(◎_◎;)
女性だけでもなく、私が渡米した直後に観ていた俳優たちもどんどん亡くなっていくのでしょうね、今後。そのたびに苦しいつらい気持ちを昇華していくのはたいへんだけど、やるしかないですもんね。
私は自分のために泣くことがしばらくなかったんですが、誰かが亡くなったときにその方の冥福を祈るだけではなく、自分のことにひきつけすぎていることに気づきました。自分のために泣いてたな・・・。これから増えるのかなぁ・・・。(~_~;)
Diane, Thank you for showing me the lessons of life.





