私は個人的に8歳から嘘をついていないという自覚があるので、嘘が必要だとは決して思っていません。どんな時にでも嘘は回避できるからです。
他人から聞いたことや「言わないで」と言われたことに関しては、たまに「言わない」という選択をすることはありますが、そう言った本人たちには必ず「いつか絶対人に知られますよ」という警告はします。
なぜ発災から嘘をつかなくなったかというと、我が家は非常など貧乏だったのです(笑)。少し見栄を張りたかったり、不自由してないと伝えたかったり、無理をしていないということを分かってもらいたかったりする時に、なんだかとっても面倒で、ひとつ嘘をついてしまったらその嘘をカバーするためにもうひとつ嘘をつくことになり、さらにもっともっと嘘を重ねなければいけなくなって、もういっぱいいっぱいになってしまって、心が叫び始めちゃったわけです(笑)。
こんな思いは二度としたくない!
と決めた私は、以来嘘をつくことをやめました。なんとすっきりすることでしょう!
その後20年以上経って心理学部に入るわけですが、そこに理由があったことやメカニズムを知るわけです。ああ私が幼心に選択したことは正しかったのだと心から思えるようになりました。
White Lies というのがあります。 「罪のない嘘」という意味なのですが、私はこれも嘘とみなしています。相手のためにネガティブなことは言わないだとか、大げさに盛って物事を話すだとか、褒めるだとか、不自然なことをやり続けるとそれが集荷になってしまったり、相手に間違ったシグナルを出し続けることになってしまいます。ですから私は、人非人・薄情・冷血、などと言われても必ず本当のことを言うことにしています。
もちろんその人が理解できるように伝えなければ意味がないので、ポイントを崩すことなくアレンジすることはあります。そのアレンジが決して嘘ではないことを心がけています。実は私はワキガの人に「ワキガに気づいていますか?」と言えます。実際に生徒さんお一人これじゃなくしていますし、この態度はこの先も変わらないと思います。ワキガであることを気づくのとってもかなしいことかもしれませんが、これについて何とかすることができるのであれば、しっかり伝えた方が親切だと思います。その時わかってもらえなくても全く構いません。ご本人のためになることであれば、私などが嫌われてもどうでもいいことなんです。
癌の人に癌と言えるか?という命題もありますが私は言えます。母の場合、完治しないのであれば言わないでほしい、と頼まれていますので、8歳以来の嘘をつく覚悟はできています。 私の場合特例があります。全く忙しくなくても、セールスに対しては忙しいと言っていいというもの(笑)。この嘘をつかないと、英語スクールを運営していくことができなくなります(笑)。
この人は絶対に嘘をつかない人だ、と信じてもらえた後に付き合うことで生まれるものはとても尊いと思います。試してみてくださいね。
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