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Negativeな気持ちの邪魔くささ

2020年代はPositive Psychologyが主流になっていきますが、まだ2022年だから学術論文もものすごい数にはなっておりませぬ。とはいえ、少しずつその影響力は増えてきている様子・・・。

たくさんの人々が集まるところで、多数決というのはものすごくおもしろい。人はやはり環境要因に左右され、影響されるため、多くの人々の強いオーラには染まり、自分もそれに乗っかることができるのである。ただ、それは人数が少なくとも同じで、3名以上だと微妙なことになり、大多数というのを何人だと思うか?そもそもの主張のパワーがどのくらいか?などで、結果は変わります。

日本でも裁判員制度が始まってもう10年以上経ちましたが(名探偵コナンで1年B組の担任の小林先生が選ばれるのが第606ー607話で、2011年なので)、あの話し合いが映画 Twelve Angry Menの力関係の変化でよく顕れているのでした。リメイクもあったし、日本でも誰かがこれを元に映画作ってるよね?

そもそもの始まりは、Ashという心理学者のConformity:同調という実験でした。アメリカ人でも同調しちゃうんだから、日本はどうよ?という話ですな(笑)。

そして私が通った大学でも、Nemeth教授がSan Franciscoでの裁判でのこの同調について、いろいろと観察したり、実験したりして、いい論文をいくつか書いているのですよ。

この前提をご理解いただけたか?というのは傲慢ではありますが、だいたい言いたいことがわかってもらえたら、と願いつつ・・・。

もしも全体的なムードや多数決が、negativeだったら??という場合は、もー、本当に面倒くさくてどうしようもないのですよ・・・。ふたりきりでいたら、50-50じゃないですか。それをひっくり返すための労力はけっこう必要だったりする・・・。しかも、なぜ私が?という局面だと、本当に面倒くさい(笑)。3人のうちのひとりだけがnegativeだったら、33%を66%で圧することはけっこう簡単かもしれないでしょ?

もっと面倒なのが、上記の”Twelve Angry Men”の1名だけがpositiveで、11名がnegativeな場合、と思うでしょ?ところが違うんです。けっこう簡単にひっくり返るんですよ。それがConformityのおもしろいところです。違う人種や男女、職業や見た目、第一印象や話し方などなど、いろいろ科学しています。なので、私はグループを教えるのがだんだん好きになっていきました。始めのうちはスローに開始しても、説得を畳み掛けると、けっこう力学的におもしろいのです。

そんなことを実感しながら展開するレッスンは、本当に楽しく、みんなが変わってくれるのであれば、みんなの力を借りても、英語をわかってもらえたらなぁと、強く強く願う日々なのでした。Negativeは面倒くさいけど、チャンスもまた大きい!ということで、どちらに転んでも、私のようなニンゲンには、まぁ、楽しいんですけどね(笑)。

日々是楽し。

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