ブログ

揺るぎない日常

カテゴリー:ブログ

07/02/2007  にアップされた文章です。

 

綱渡りがかなり好きな私は、この「揺るぎない日常」を強くは持っていないのかもしれません。いや、最低限はありますね。朝起きれば、そこにはちゃんと太陽があるということ。たとえ雲に隠れていたとしても、太陽はアテにできるわけです。安定という言葉がキーワードなのかもしれず、不変という言葉がキーワードになるのかもしれず・・・。少しの変化は受け容れられるものの、ジェットコースターのような日々では、ヒトは疲れきってしまうのかもしれません。私は、けっこうその耐性があるようです。サバイバルスキルに関係あるのか?

 

安定:(1)落ち着いていて変動の少ない・こと(さま)。⇔不安定 (2)〔物〕 ある系が外からの作用により微小な変化を与えられても、もとの状態からのずれが一定の範囲に収まるような状態。(3)〔化〕 物質について、化学変化が起きにくい、あるいは反応速度が遅い性質。また、そのさま。不活性。

変動:物事が変わり動くこと。

 

ここのところ、陽さんオススメの京極夏彦を読み進めることにしており、目下3冊目。彼は私と同い年なのですが、漢字の使い方が上手だ・・・。これってパソコン時代だからこそ叶うことなのかもしれないな、と、かなり斜な考え方をしてしまっているのですが、あながち的外れでもないかもしれないです。彼には、古い時代の妖怪モノや幽霊モノが多く、今のところはそれ以外にはぶち当たっていません。もしかすると、たくさんあるのかもしれないのですが・・・。

 

(ここでふと不思議が・・・。私の常識では、夏になると稲川淳二が出てきてホラーな話をしていたはずなのに、なんだか出てこないし、話題にも上らないのはなぜなの?日本の常識は覆ったのかしら?しばらく彼を見ていないのだけれども、夏の恐怖話の定番な人はいなくなってしまったのかしら?)

 

私が「揺るぎない日常」を求めないのは、おそらく理由があるに違いない。「揺れている日常」がかなり好きなのは、私のアドレナリンやセロトニン他の脳内ケミカルの分泌状態におそらく大きな関係があるに違いないと思うのです。ミトコンドリアの異常や遺伝子の7・11番にその疑いがあることくらいまではわかっていますが、どちらにしても、私は薬や手術の必要がない程度だということはわかっています。いや、もしかしたら暮らし方次第で、必要だったのかもしれませんが、常時必要ない程度にアジャストしてきました。これは、大きなアドバンテージで、自負するところです。私のBipolarは躁状態が多く出るもので、うつ状態が多く出るものよりも、その数は少ないのですが、だいたい発症率が0.6%ほどなので、地域によって差はあるにしろ、170人にひとりくらいは、その傾向があると思うのです。一度も疑ったことがなく、医者に行ったことがない人で、きっとけっこういるんじゃないのかなぁ、と思っているのですが、マイルドで対人関係や社会生活全般に支障がなければ、それはそれでいいわけです。

 

生まれついてしまったものはどうしようもないにしろ、ストレスや環境要因のほうについては、学ぶことができる。これがヒトであるアドバンテージだなぁと思えています。順応性が高いかそうでないか?を、改めて考えてみて、自分がどうなのか?と査定することで、もしかしたらこれから来るかもしれない鬱病などにも対処できます。ちなみに鬱病は、先進国では4人にひとりが、人生のどこかの時点でかかる病気なので、「明日は我が身」確率は高いんですよ。

 

順応:(1)環境や境遇の変化になれること。(2)生物体の機能・性質・状態が、与えられた外部条件の持続的な変化に応じて変化すること。(3)〔心〕 感覚器官が同一刺激を連続して受容すると、それに対する感受性が低下する現象。匂いに対する嗅覚の順応や視覚の明順応・暗順応の類。

明順応:暗い所から急に明るい所に移ったとき、最初はまぶしさを感じるがしばらくすると物体を明確に認知できるようになる現象。暗順応に比べ、一般に速やか。

暗順応:明るい所から急に暗い所に移ったとき、はじめは見えないものが、しばらくすると見えてくること。

 

私の感覚器官の中で、最も敏感なのが平衡感覚。乗り物酔いがひどい子どもだったのですよ。今でも電車の中で本は読めますが、バスの中では読めない。揺れがひどすぎるわけです。自分が運転していれば乗り物酔いをすることはないのですが、そのせいで、ボートの類だけは今でもダメです。フェリー程度であれば、見る景色でアジャストできるのですが、クルーザーなどの小さめの船がイチバンよくない・・・。他の順応性は高く、何があってもアジャストできてしまうのがちょっと笑い話のようになってしまうことあり・・・。しかも、時間が短くて済むので、おそらくストレスになっていないのだと思われます。鈍感なだけじゃなくて、順応しちゃってその気になっているんだろうなぁ、と思うわけです。

 

慣れることができやすい人も悲しいのかもしれず、DV(ドメスティックバイオレンス)などに慣れてしまうと悲惨です。誰でも心当たりがあるかと思うのですが、自分をやっつけてしまう自責の環に一度嵌まってしまうと、そこからは抜け出しにくい。かと言って、傍らでは、何でも他人のせいにする人々もかなりいて、どうも世の中バランスが取れているようで、いないのだ・・・。

 

私はこう見えても、Noが言えない性格なので、お願いごとをする人々は、ある時期敬遠することにしています。私が弱っているときや、お財布の中身が乏しいときや、テスト前やその他、自分で把握し得ているタイミングは避けることにしています。頼まれて引き受けるのも順応ではあると思うのですが、引き受けて失敗したり、いいものを生まないと予測できるのであれば、それを最初から避ける。そんなの邪道じゃないか!と言われても、やっぱりコレも順応です。自分のキャパを把握しておいて、ストレスの蓄積率を減らしていくことに専心するわけです。そりゃ、リスクを負わなければ何も生まれないわけですが、氷山のように大きいリスクに立ち向かうのは、いつもいいことだとは言えないですもん。

 

仕事の質が自営&フリーランスなのは、やはり不安定要素第一原因なのでしょうが、大して応えていません(笑)。いつかよくなると信じて待っていることができるし、そのためにやったほうがいいことは、学びながらやっているつもりでいます。しかも、こんなに変動があって、楽しいことはないと思えてしまうから不思議(苦笑)。私は、サラリーマンやOLをしたことがなく、契約社員の数ヶ月くらいで音を上げるくらいなので、規則正しく、メンツが変わらない暮らしは無理なのでしょう。

 

ネコたちがいるのは揺るぎない日常になるまでがたいへんな道のりでした。さらに、うどちゃんが高齢なため、これも揺らいでいる日常なのでしょう。西さんもしょっちゅう飛行機に乗っており、そんな生活がもう20年近く続いているのですが、順応って怖いわね・・・。飛行機は安全な乗り物だと思っていても、いつ何が起きるかわからないと、どこかで腹を括っているものの、やっぱり飛行機が落ちるなんてことがあるわけないと思いたいところだし・・・。そうですよ、パチンコも揺るぎありすぎる日常です。なので母が嫌うのでしょう。母はとても安定した暮らしを望む、典型的な女性な性格なのだ。私が山師に育ってしまった原因はどこにあるんだろうか?(笑)

 

今日はこれから品川に行き、大学の先生に会ってきます。大学院入学の誘惑に勝てるのか?お楽しみです。40代になって、まだまだ変動のある暮らしを求めてしまうあたり、やっぱり私には、揺るぎない日常を求める心が希薄らしい・・・。だから幽霊も見ないのかもしれない。ちょっとした隙というのがどうもないくらい、チャカチャカ動いているから遭遇できないのだろうな・・・。

 

 

Conceptual stack of different stones in balance – illustration 3d render