01/22/2007 にアップした文章です。

 

少し前のニュースなのですが、たぶん、当事者とその関係者、さらに私のような消防士のファンである人々以外は、特に気にとめていないニュースだったのでしょうが、私はずいぃぃぃっと見つめてしまいました。が、しかし、それほど詳しいことはわからず、どうも焦っているわけです。「そんなことで・・・」とお笑いになるなかれ。みなさんの生死にも関わりが生じるかもしれないのです。私としては、「見る楽しみ」から入ったものの、心底、消防士という職業が大好きなのです。『鬼平犯科帳』に通じる、粋さを身体の芯のほうにブルブルと震えてしまうものを感じるわけです。さ、読み終わるまでに、いかに消防士がすばらしいかわかっていただけるか・・・。とざい東西(こんな古い口上はわからないかも。感嘆詞です。(感)興行物などで見物人をしずめたり、口上を述べるに先立って注意をひいたりするときに用いる言葉。東西。とざいとうざい。「―、今日ご覧にいれまするは」〔相撲から出た語という〕。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070116i301.htm 私が引っ掛ってしまったニュースはコレ。恐ろしいことに、10年前の2倍の21都道府県が、消防団員の平均年齢が40歳を超えてしまった、というのが論旨。うへぇ。ダメだぁぁぁぁ。

1954年には202万人もいたのかぁ、と、どうして私はもう10年早く生まれなかったのかと思いながら(あ、それじゃいい歳になっていないから2・30年早く生まれなければならないか・・・)、いや、そうでもないぞ、コレから増えればいいでないか、と自分を慰めてみたりもするのでした(笑)。

そもそも、ここでクリアにしておかねばならないのは、「消防士」さんと「消防団員」は別であること。

消防団員というのは、非常勤の地方公務員で、それが専門・メインの職業ではなく、普段はそれぞれ自分の職業を持っている地域住民の方々が,「自分たちの地域は自分たちで守る」という精神に基づき,消防団に入団しています。地方では、この消防団員になっている同級生たちは、地元から離れてはいません。私がもしも東京出身ではなく、地方出身で、お盆や年末年始に田舎に戻って飲み会などがあったら、必ず、消防団員に惚れてしまっていたことでしょう(笑)。ちんまりとした神社やケヤキか何かの大きな樹があれば、そして飲み会かお祭りがあれば、もう舞台設定は完了です(爆)。堅い説明はこちら。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E9%98%B2%E5%9B%A3%E5%93%A1 

消防団の歴史は古く,江戸時代に八代将軍徳川吉宗が,江戸南町奉行の大岡越前守に命じ,町火消し「いろは四八組」を設置させたことが始まりといわれており,「消防組」,「警防団」を経て,昭和23年の消防組織法制定により消防団となりました。イマドキは女性でも参加できるのですが、昔はダメでした。こんなことで思い出すのは、『暴れん坊将軍』ですか。北島三郎がやっていた新門の辰五郎という役が、お江戸の火事を取り仕切っていたので、妙にかっこよく見えたものです。このせいで、「め組の女(ひと)」という歌が刺激されたのではないのかなぁ、と思うのだけれども、この想像はどうなのでしょうか?少しはヒントになっているという気がするのですが・・・。私は鈴木雅之のバラードが好きなのですが、記事を追っかけて読むほどではないので知りません。それに、ソロがいいのであって、グループ時代に好きだったわけでもなく・・・。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%B4%E3%82%8C%E3%82%93%E5%9D%8A%E5%B0%86%E8%BB%8D 

かたやアメリカでは、保障や責任問題がすぐに裁判沙汰になるせいなのか、シリアスさを求めてしまうのか、職業としての消防士さんは、全米で30万人もいるのに、ボランティアは25000人ほどしか存在しません。

消防士さんの正式名称は、日本語では消防吏士といいます。消防士というのは、その階級を表すもので、詳しい階級についてはこちらを読めばわかります。消防総監って方がいらっしゃるのは知っていましたか?http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E9%98%B2%E5%90%8F%E5%93%A1 警察官がすべて国家公務員なのに対し、消防士さんたちは地方公務員です。消防総監も同じです。不思議だなぁ。

私は英語で、連邦(Federal)と州(State)の中央と地方の仕組みを理解するまでに、少し時間がかかりました。US MarshalやFBIは連邦の中央機関で、警察官は州に属します。その他にも、警察はもう少し複雑で、郡に属すSheriffなどもいるのですよ。映画通の方々でもあまりご存知ないかもしれないです。縄張り争いは、『鬼平犯科帳』の昔からあったので、こういう区分けは大切なのでしょうね・・・。が、消防団員や消防士さんの本質や、こうして生命を賭する職業に就いている方々への感謝を忘れてはいけません。

映画Backdraftについて大昔のエッセイに「たとえ考え方が違う人間に対してでも、(おまえが死にゆくなら俺もいく)という潔さ」について書きましたが、さらに最近でも本当の「無償の愛」や「無償の奉仕」は、生命を賭することか一切の交渉を断って消え去ることだと書きました。こんな愛はめったにありません。その種の職業に就いている人々ですら、試されてみなければ「絶対」を主張することはできないことでしょうし、市井の人間であれば、自分の生命を賭して他人を助けることはなかなか実現しないことがずっと多いわけです。それだけでも、「可能性に日々対峙する職業に就く選択」には、敬意を禁じえません。私だったら、消耗してしまい、むしろお役目の最中ではなく、神経的にまいるか、日々のエクササイズでバテてイヤになってしまうかもしれません。

そうなのですよ、強制的エクササイズ。コレはやはり軍人さんと並ぶ2大要素。警察官のほうは、事務職も相当に多いので、みんなが駆け足で犯人を追いかけるわけではないので、体力に自信がなくとも職業選択ができます。が、消防士さんは、職業を選んだ頃はもちろん、現場にいるあいだじゅう、仕事がなければ、ずっとエクササイズをし続けていくわけです。軍人さんも警察官と同様な傾向になっているのですが、やはり消防士さんとの中間くらいでしょう。

私個人は、大きくて体力があり、筋肉があることはそれほど魅力を感じないのです。Bruce LeeやJackie Chenくらいの大きさでも、自分の体重以上のものを持ち上げたりする筋力が発達している人々に、みょーに魅かれるのでした。そういう体格の人々のほうが、おそらく周囲からの圧迫感なしに、「自分が好きで鍛えている感」というのがあり、エクササイズに競争心や虚栄心がなく、華々しいことを求めてもいないような気がするわけです。私は、存外古風な考え方が好きなので、時代劇モノの小説を読み続けている気が、ますますしてきました(爆)。でも、アメリカに住みたいんだよなぁ(爆)。

やはりこのニュースで考えたのが、地方の親密度の廃頽です。私の年代以上の人々は、地方の自治体に団結を求めており、人々の暮らしをケアしているのでしょうが、若い世代の人々がどんどん参加しなくなったというのは、「自己チュー」現象からも予測できることです。ただ、一刀両断に言い切れないのは、仕事がない地方では、地元に留まりたくても留まれない。IターンやUターンをした結果、消防団員になることもあり、平均年齢はあがるのでしょう。

それにしても、消防関連の職業に従事している人々の勇士を見るのは、やめられません。うーん、少しフェチなのかなぁ・・・。こんなフェチあるんでしょうかね?ユニフォームフェチがあるんだから、あってもいいわよねぇ・・・。

 

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