男女が長くうまくやっていくのはたいへんに難しいですよね。互いの関係性だけではなくて、大人になると、社会人としての評価があり、それがまたもや家庭内でのパワー関係になることもなくはなく・・・←うっとうしい二重否定(笑)。
男性のほうが稼いで当たり前だとか、家事は女性がやるべきだとかいう、昭和→平成→令和の移り変わりに乗れないような人が、たまたま自分のパートナーになってしまったり、それを隠すような状態に追い込まれている人だったりすると、きついですよね・・・。
あ、それが好きな人は、それもチョイスですからもちろんいいんですけど、話し合いのときにそれを是としているのに、暮らし始めてからひっくり返す(ちゃぶ台返しくらいな事件だったらそれはそれで話し合いになるけど、日々の積み重ねはそれはたいへんに難しい・・・)、なんてことになると、違うよね・・・。
ただ、逆転の発想としては、
うまく行っている夫婦はイッタイどれくらいいるのか?
という謎に挑戦してみるといいかとも思うのだ。
この4段階に分けるアンケートよくあります。これ、正直に答えているようで、細かいことを訊ねられているわけではないので、大まかな答え方、というのがよくあるし、離婚危機中の夫婦が、こうしたアンケートに答えるとは思えないので、こういう結果になると思うんですよ。
そもそも、Ramdom sampling:無作為抽出ができているかどうかもあやしい(笑)。
その証拠にこちらは半分くらいだから・・・。
UC Berkeley時代にMethodology(方法論)というのを、どの心理学派分野でも相当に徹底してやるのです。せっかく取ったデータが「意味のない数字の羅列」では、時間もエネルギーも無駄でしかないですからね・・・。
なので、みなさまも、もしも気が向いたら少しだけ、統計学はやっておいたほうがいいと思います。世の中の「見せる数字」は、けっこう細工されたものが多いので、それを鵜呑みにしないためにも。
では、なぜ夫婦仲がうまくいかないのはなぜなのか?を根本的に考えてみると、やっぱり人間関係の「濃い」ものがゆえに、個人こじんの素が出る割合が大きいからなのだろうと思います。
自然にしていてもうまく行く人を選べる人というのはなかなかいない・・・。しかも、時代が移り変わり、成長したり、世の中そのもののシステムや便利や技術などが変わると、それに伴い影響されて個々人も変わっていきます。なので、自然にして、素そのものがとってもマッチしていたはずなのに、こんなはずじゃなかったのに、という場合は多いです。
もしも、本当に自分がなりたい自分になっており、それでもパートナーとうまく行かないのであれば、それは別れるという手もなくはないかなと思えるのです。どちらかが、残された人生を無駄に過ごすことになるなんてことはもったいないです。ただ、できうる限りの努力をすべてしたかどうか?というのを問いかけることです。
その後、別れるのは問題ないと思います。
とはいえ、まったく努力をせず、自分の都合や我を通すために別れるのは、やっぱりのちのち後悔すると思いますから、それだけは回避してくださいませ。
夫婦関係であれ、親子関係であれ、根本的には「自分はどう生きていきたいのか?」をしっかり把握したあと、それが自分にとって誇らしいことなのかどうか、まずチェックしてくださいませ。
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