男女の脳の違いをまず形から。

この脳梁がひとつポイントです。
“脳梁とは、右脳と左脳の脳神経細胞<ニューロン>をつなぐ神経線維の束である。ここは、感じる領域と感がる領域をつなぎ、脳の持ち主の無意識の行動傾向を牛耳り、心を表出させるために使われる。
脳梁が太い女脳は、右脳と左脳のニューロンが密度濃く連携されている。連携ニューロン数が多ければ、認知に使われる機会も多いので、右脳と左脳の連携度も高い。男はこれが少ない。
左右の連携がいい女性は目の前のつぶさに観察して、わずかな変化も見逃さない。”
出典:[キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学 (ちくま新書)]
傾向としては、男女どちらとも右脳も左脳も使っているのですが、どちらを多く、どんな場面に使うのか?というのが圧倒的に違います。
右脳と左脳の違い
右脳が男性脳、左脳が女性脳と解釈している人々が多いのですが、脳神経学はそんなに単純なものではないのです。便宜上、簡素化するために分けてみていますが、そこからどんどん細分類化されるので、こんなに大雑把には分けられないのですよ。単なる出発点でしかありません。
ただ役割としてはこんな感じです:

どちらもみんな使っているはずですよねぇ??

男女差よりも個体差のほうが大きい
これをしっかり読んでいただくとわかるのですが、個体差のほうがずっと大きいのです。当然、育て方で脳の使い方は変わります。
たとえば、脳梁の使い方も変わります。ある場面や物事によっては、たとえ脳梁が細くても同じ回路が何度も使われていきますから、スピード感も伴うようになります。太くても使われない場合もあれば、まんべんなく使う場合もあれば、同じことに同じ回路が使われすぎる傾向すら生まれるかもしれません。
私個人は女性という性に生まれたにも拘らず、右脳をよく使いこなしてしまっています。ついでに薬指も爪1つ分くらい長いです(母体内での胎児中に受けたテ男性ホルモンTestestroneの量が多い)。が、女性として社会で生きてきたために、ちゃんと左脳を使っている意識や場面も多くあります。なので、個体差のほうがずっと大きいという証明になりそうです。
すべてはゼロと1ではなく、細分類された二極のハザマにあることを、おもしろおかしく感じて生きていけたらいいですよね。
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