英語力=語彙力
とする、ある一定の人口がいることは、驚きを超えたものがあります。21世紀になってもまだこのようなことを考えているということは、我々の時代で巻き起こっている、とても楽しい知性の進化を体験していないことと同じです。
他にも例えるならば、人の頭の良さをIQのみで測るようなものです。知能指数だけではなく、感情指数や社会性指数など、他にも人の賢さを測るツールはあるわけです。
語彙そのものの数を増やすことに意味はありません。理解まで到達すること、脳内よその語彙で整理すること、さらにそれらをSpeaking/Writingでアウトプットすることが求められています。ですから、たた単に暗記をし、A=Aの言語での シンボルを咀嚼することはさしたる意味を持たないのです。
まずは、自分が母国語でどれぐらいの語彙数を持っているか?ということを意識して調べてみた方がよいかと思います。
https://www.arealme.com/japanese-vocabulary-size-test/ja/
実際にやってみて、私はこれを主張していい気が格段としてきました(笑)。上位0.54%「あなたは夏目漱石ですか?」と出てきました(笑)。いやー、気分がいいです♫
語彙を増やすだけで使う場面がなければヒトはその語彙を忘れます。エビングハウスの忘却曲線です。
繰り返し出会うものは定着を意識させる必要はありません。わざわざ暗記をして苦労するよりは、自分で環境を変える事の方がよっぽど有用です。沢山の考え方、たくさんの物事、たくさんの人々、に囲まれれば記憶にとどまる確率は高いです。ただし、理解にまで到達していない場合、アウトプットができません。深く考える癖がついていない限り、どんなに語彙数がたくさんあっても使わない「宝の持ち腐れ」なのです。
反対側から見てみると、今あなたが日本語で暮らしている必要な語彙を、全て英語で表現できれば、もうそれ以上は必要ないのです。
英語で何か新しいことを学び新しい概念や理解を得ることにより、同時に日本語の語彙も増えれば、程度に思っていただければ、わざわざ語彙を増やすというような無駄なエネルギーは使わないで済みます。
日本に生まれ育ち、24歳でアメリカに行ってほぼ20年間暮らし、その後日本に戻ってきて10年が過ぎました。日本語の語彙力もまだまだ高く、英語もGREである程度のスコアが取れるほどの語彙力もあります。ただ、私は語彙数には全くこだわっていません。こだわるテストや人々を軽蔑するほどです。理解を伴い、語彙を適切なヒト・場所・タイミング・場合で使えることがか完成版です。
自分の日本語の語彙数と同じくらいの英語の語彙数になるように意識してみてくださいね。
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