人生で優先すべきこと その8 印象容姿美醜

わかってきたことがたくさんあるので、一般的な素人の私たちでも「わかっているけど、その情報に右往左往しているぅぅ」という状態が続いています。これはいつかもう少しマイルドになるんでしょうか?>最後のほうに「ルッキズム」としてまとめてあります。

まず、印象というのは初対面のわずか数秒で決定し、覆るのがなかなか難しく、ありえないようにしてしまうマインドの働き方を持っている人もかなり存在します。

判断材料は、半分以上が視覚情報(55%)で、見た目:容姿・服装・表情・姿勢などで、これでは美容や洋服が売れても仕方ないです・・・。(◎_◎;) 

数秒間で観ている人の中で何がプロセスされているのか?

印象形成(Impression Formation): 他者に関する断片的な情報(外見、声、行動など)から、その人の全体的なパーソナリティの推測。

第一印象(First Impression): 初対面の相手に抱く印象で、その後の関係に強く影響する。

初頭効果(Primacy Effect): 最初に得た情報が、その後の印象を強く規定する効果。アッシュの実験で実証された。

メラビアンの法則: 印象伝達の要素は、視覚情報(見た目)55%、聴覚情報(声)38%、言語情報(話の内容)7%の割合で影響するとされる。

認知的エネルギー保存(Cognitive Miser): 人は判断を省力化するため、特定の情報(例:見た目)から全体像を推測する傾向がある。

バイアス(偏見・先入観):

光背効果(ハロー効果): 良い特徴が他の特徴も良く見せ、悪い特徴は悪く見せる効果(寛大効果、ステレオタイプ的認知なども関連)。

確証バイアス(Confirmation Bias): 一度抱いた印象を支持する情報ばかりを集め、否定的な情報を無視する傾向。 

印象を左右する要因

物理的属性: 容貌、声のトーン、表情、身振り手振り。

非言語的情報: メラビアンの法則が示すように、言語情報よりも重要視される場合がある。

文脈的要因: 場所や状況(ビジネス、プライベートなど)。

知覚者の内面: 自己評価の高さなども相手への魅力度に影響する。 

印象管理(Impression Management)

他者に望む印象を持ってもらうために、意図的に行う行動や工夫。アーヴィング・ゴッフマンが提唱した概念で、ビジネスシーンなどで重要視されるので、昨今では研修などでもよく使われていますよね。

表情: 特に「目」や「顔全体」は初対面で最も注目される部分であり、笑顔は好印象を与える鍵となる。

姿勢: 姿勢が良いと、相手に自信や活力を感じさせることができる。

自信の向上: 魅力的に見えることで自信が高まり、それが前向きな態度や生産性につながることもある。

きっかけ作り: 外見的な魅力は、恋愛やビジネスでの出会いの機会を増やす可能性がある。 

これらを統合して、サービス業や営業などに従事する人たちの職場では研修が行われたり、社風が作り上げられたり、文化として継承されていくんですよね。それで成功した人々は、おそらくあらゆる他の場面や人々や機会にも同じ法則を使うことになり、美容やファッションがどんどん発達していくのです。

私個人はここはかなりどうでもいいと思っていて、自力で何か努力をすることで変わることには価値を置きますが、どの程度の自力での努力?というので少し立ち止まって考えることが多く、自分では結局何も興味がないままの程度で、最低限の清潔感や、一期一会な気持ちなどで終わっています。(^^;)

そこで考えたほうがいいのは、人生で優先すべきことで、この項目は優先順位がどのくらい高いのか?ということ。きれいだからという理由でおつきあいが始まったとしても、たとえばいっしょに住んでその状態をずっと続けられるかどうかは疑問・・・。たまにいますけどね、パートナーよりも遅くまで起きていて、早く起きるって人は。でもそれはものすごく消耗しますよね、健康とか時間の使い方とか。

心理学の研究によると、長期的な幸福や充実した人生には、容姿よりも内面的な要素や人間関係が深く関わっているので、順位は高くないのです。幸福度の最大のよりどころは、人間関係の質にあり、というのがもう論文で証明されてしまっているので、そうではない!という方はたぶん稀です。

さらに、心身の健康と生きがいは、局面的な危機に陥るときにしか振り返りがないですが、人々が「最大の幸福」を感じる重要な要素なので、ここは生活習慣を整えて、メンテナンスが低い生活習慣を手に入れておくことが大切です。。

「ルッキズム」について

外見や容姿を重視し、それを基準に人を判断したり差別したりする態度や行動は「ルッキズム(外見至上主義)」と呼ばれ、現代社会の課題の一つとなっている昨今ですが、個人の価値を外見だけで測ることを批判しているネガティブな言葉ですね。

ルッキズム(外見至上主義)という言葉自体は日本で最近使われ始めましたが、その考え方や容姿による差別は昭和時代から存在し、特に1970~80年代のメディア(アイドル文化、雑誌など)の影響で一般化し、2000年代後半〜2010年代のSNS普及で再注目・深刻化しました。日本では欧米より遅れて言葉が広まりましたが、容姿を重視する文化は根強く、特にSNSで可視化され、社会問題として認識されるようになったのはここ10年ほどの動きです。 

日本におけるルッキズムの歴史的経緯

明治・大正~昭和初期: 「美人」の基準が確立され、就職活動(「容姿端麗」)やメディア(「ミスコン」)で外見が条件とされる風潮が既に存在した。

1970年代~80年代: アイドル文化の発展とマスメディアの力で「美の基準」が一般化し、憧れとともに「容姿いじり」のような差別的な言動も日常化。

2000年代後半~2010年代: インターネットとSNS(Instagram、TikTokなど)の普及により、誰もが容姿を発信・評価しやすくなり、外見による比較や差別が可視化され、「ルッキズム」という言葉が広まり始める。

近年: オリンピックの演出問題などをきっかけに、社会全体でルッキズムへの意識が高まり、ジェンダー・ダイバーシティの議論と関連付けられ、問題視されるようになりました。 

こう言われてもルッキズム何が悪い!と言える人は貫いて上等だと思います!

さて、人生における優先順位どんどん固まってきていますか?もう少しおつきあいください。<(_ _)> その13まで続きます。