ここで1回 まとめておこうと思うのは私の喫煙歴です。 これを読んでいただければ お子さんや ご自身に諌める機会になるかと思うのです。 昭和に生まれ育った私は、女性が軽視されるような環境に育ちました。 しかも 日本特有の文化である「 1人はみんなのために、 みんなは1人のために」 という建前と本音のある「基準点までは、平均 は取れるように頑張ろう」というような 不可思議なことを押し付けてくる大人たちの間で、 なんとなくうまく育ってもいないし、生きづらいなと感じていたのでした。
そこで なぜ喫煙に手を染めてしまったのかわからないのですが、本格的な不良になる選択肢は私にはなく、 不良をやることはかっこ悪いことだと思っていた帰来があります。 じゃあなぜ喫煙を選んでしまったのか？ということですが、1975年 私が12歳の時に日本人女性で初めてのエベレスト 登頂に成功したというニュースに感動したのです。 1975年5月16日、登山家の田部井淳子さんが女性として初めて、世界初のエベレスト登頂に成功しました。日本人女性15人だけで構成された、エベレスト日本女子登山隊。7時間半に渡る苦しい頂上アタックに挑戦。過酷な状況を乗り越えて、標高8,848メートルを征服したのです。そして 翌年に ロッキード事件が起こり、 中継が行われていて、 アントニオ猪木が モハメドアリ と 異種格闘技の中継を見て、 桃井かおりの 『前略おふくろ様』で、 どうやって生きていこうかなと 漠然と思うようになったのかもしれません。 誰かの言うことを聞くような、 それに傅いて生きることは避けたいと思いになりました。 せめてもの 反抗として どうして喫煙を選んでしまったのかわからないんですよね・・・。
でもそれがあったからこそそのうち バイクに乗るようになったのかもしれないです。
とはいえ！ 電子タバコに移行したり、イギリスでは 紙巻きタバコが全面禁止になりました。 そんなに体に悪いことが世の中に現存してること自体が よろしくないです。母が亡くなってから8ヶ月後に大動脈乖離で 救急車で運ばれるのも、 医師によると「あなたの他の数値から考えるに、9割以上は 喫煙のせいですね」と 言われたのでした。
そして喫煙をやめて2年7ヶ月。以来一度も吸いたいと思ったことはありません。 ICU に2日半、 入院が その後 11日間。 吸える環境ではなかった状態に陥った後、匂いも景色も全く誘惑になっていません。 事実 私の部屋の引き出しには、 カートン買いをしていたタバコ がまだ4 箱 残っています。 ライターもあります。 でも全く吸わないでいられています。
そして今 30代40代の頃のように走れなくなりました。喫煙していても、テニスやスキーは全然できましたし、 楽しかったのに、日本に戻ってきて運動の量が減ってからは、 運動習慣を定着させるのですら 大変です。 走れる気がしません(笑)。 全ての元凶は 喫煙で、本当に皆さんには手を出していただきたくないです。
30ぐらいでやめとけばよかったな、と 思うこともなきにしもあらずですが、 覆水盆に帰らずです。
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