損得の基準点

私個人は好き嫌いで物事を決めないようになってからかなり長い時期を過ぎたような気がします。なぜならば、もう嫌いなものが本当に割合的に少なくなってきてしまったせいもありますね・・・。次に考えてみたのは損得なんですが、この基準点も相当に甘い(笑)。でも、ヒトとしては天国に近い場所にたどり着ける気がしています。

おそらく損得を考えるエリアは3つほどあって、

  1. お金
  2. 言動の結果がもたらすもの
  3. 人間関係

に大きく分けておくとだいたいをカバーするんじゃないかと。

1.お金

私は経営者なのに損益分岐点について、かなり大雑把にしか考えていないので、もっとケチになったほうがいいと思うことはあります。

損益分岐点: 売上高と総費用がちょうど一致し、利益も損失もゼロ(収支トントン)になる売上高や販売数量のこと。この点を超えれば売上は黒字で、下回ると赤字。

人間相手のサービスで、しかも毎回声を聴いたり顔を見たりするので、 なかなか損得だけでは考えられないので、かなり大雑把だし、私が損してもかまわないという態度が平均的な基準点になってしまっています。よそのスクールと比べるととっても安い結果になったというのが、生徒さんたちの最後のご意見ですね。

しかも宵越しの金は持たない!とかって威張っていた幡随院長兵衛みたいなことをかっこよく言いたいのですが、結果お金がなくなっているだけで、余ったお金を好きに使っているわけでもなく・・・。(◎_◎;)

使ってしまってはいけないようなところに入れておくっていうのを励行しないといけませんよね。(・。・;

2.意思決定・未来に起きることの予測への判断

自分だけではなく、他者も含めた言語によるコミュニケーションや、事象として現れているヒントを使い、結果がどうなるか?を常に予測して判断しているのが、高次機能を持ってしまったニンゲンの性です。これはもう避けられないのですが、個体差が大きく、その精度(あたるかあたらないか)もものすごく差があります。特定の行動や選択が、最終的に自分にとって有利になるか不利になるかを判断する際の基準や決定的な何を見ているか、などがこれです。

いくつかの選択肢がある中、絞ることをPickとし、その中から自分がどれをつかむかをChooseとすると、世の中のほとんどの理解は、Pick &Chooseでできています。情報過多ですからね。ヒトも多いし、建物も多いし、趣味になる対象物も芸能人も流行も多いですから。

何が成果として「よいもの」となるかは、本当に様子見ですし、その成果の解析能力すら判断能力ですしね・・・。(◎_◎;) ですから時間が掛かるのです。早道は、一芸に秀でてそれを他のことにしっかり応用できるようにすること。すべてができないヒトなんていないですから・・・。何かは秀でることができるし、自分の中で最高!のものを見出したあと、それを他のことに応用していく。そうすれば、成果が上がるものを選び取る判断ができるようになっていきます。博打・テストの4択・恋人やメニュー、なんでも同じです。

そのためには失敗を冷静に解析することができれば尚、その後の勝率は上がります。失敗が転じて「得=徳」になる、させるってことですよね。

3. 人間関係・倫理観

人との関わり方や行動原理において、打算的になるかどうかの選択肢が損得を隔てる場合もとても多いです。誰とつきあうと自分にとって「メリット」があるかを露骨に言動にすると、相手もげんなりしますよね・・・。逆に「損得抜き」で付き合ってくれる人の信頼は爆上がりします。

私は自分が損をしなければいけない、と逆に考えてきたきらいがあって、いずれ自分がめぐりめぐってオトクが最終的に手に入ればいいくらい、と教わったんですよね、祖父に。神主でした。もしも戻ってくるようなことがあれば「おまけ」くらいに考えておけば、むしろ体力があるうちにあらゆる苦労を超えられる、ってことをよく言ってました。

そうした意味で、損得の損を私は取っていきたいと思っています。ギリギリ食べているくらいで、特に好かれようとも思っておらず、それでも自分が成長している丸取り感で満たされる感じが、たぶん一番いい基準点なんだろうと。

みなさんはどうですか?