心理的成熟のために その2 その自分を受け容れることはできるか?

今のありのままの自分を値引きすることなく、盛ることなく、受け容れることはなかなか難しいのかもしれません。なので、自分のことを知ろうとする意欲すら出ないために、1本前に書いたこのシリーズその1 自分というニンゲンはいったい誰でどんな存在なのか?ということを、(中途でもいいので)結論とするまで考え抜くことがやりづらいのかもしれないです。

受け容れることができない場合何が起きるのか?Self-Justification:自己正当化です。

自己正当化の主な側面

  • 認知的不協和の軽減:行動が態度と矛盾する場合(例えば、喫煙が有害だと知りながら喫煙を続けるなど)、精神的な調和を取り戻す働きをする。
  • 合理化と再解釈:人は行動の深刻さを過小評価したり、責任を他者に転嫁したり、過去の行動を実際よりも良く見せるために「歴史の改ざん」を行ったりする。
  • 「選択のピラミッド」:一度決定が下されると(特に難しい決断の場合)、人はその決定にさらに投資する傾向があり、反対の証拠に直面しても、それが正しかったと自分自身を納得させようとする。
  • 例:テストでカンニングをした学生は「みんなやっている」と自分に言い聞かせ、約束を破った人は「それほど重要なことではなかった」と自分を納得させることがある。
  • 機能と結果:短期的には自尊心を高めるが、率直な自己反省や個人の成長を妨げるため、人間関係や職場環境において長期的な悪影響をもたらす可能性がある。

自分を受け容れる(自己受容)とは、長所・短所、成功・失敗、ネガティブな感情を含め、「今のありのままの自分」を評価・否定せずに「そうである」と認めることです。良い部分だけを愛するのではなく、ダメな部分があっても「それでも私は私だ」と認め、自分と上手に付き合っていく第一歩となるのだけれども、それが難しい・・・。(◎_◎;)

自分を受け容れるためのポイント

  • 否定せず、客観的に観察する: 将来の不安や欠点を「ダメなもの」と決めつけず、単なる事実として観察する。
  • 感情にフタをしない: 悲しい、悔しいなどのネガティブな感情も「今はそう感じているんだ」と受け止める。
  • 「自己肯定」と混同しない: 自己肯定感が高くなくても、ダメな自分を「まあしょうがない」と認めることが自己受容。
  • 変えられない現実に抵抗しない: 過去や変えられない結果を「そんなはずはない」と否定せず、現実として受け入れる。 

自己受容ができるようになると、自分の気持ちに正直になれ、心の余裕が生まれるため、他者に対しても優しくなれる効果があります。

ちなみにSelf-Esteem:自己肯定感を間違って理解している方々が未だ多く見受けられます。自分に自信を以て大げさにプレゼンしたり、他者を否定したり卑下する人たちは、自己肯定感が低いがためにそれをせずにはいられないわけです。なので、間違わないでね♬ 自己肯定感が高い人は、自然体でひょうひょうとしていて、誰かと競っているわけではなく、自分をしっかり見つめているはずです。

あなたはどのくらい自分を受け容れられていますか?しっかり自問自答してみよう!