コラム

ここではタイミングと条件を考えてみます。発達心理学的な考え方をまず前提としてご理解ください。ヒトは必ず「積み重ねの存在」なので、過去の経験から逃れることはできず、それを薄くしたり、奥のほうに閉じ込めたりすることは可能ですが、やはりそこに依然存在していくことは確かです。さらに、もうひとつの条件としては、DNA遺伝子でもらった器量・能力の器があります。これに関しては、多くの人々が諦めモードのほうが強いので、特にネガティブなことを羅列する必要すらないと考えるのですが、生まれながらにいいものを持っていたとしても、生まれたあと、育つ過程でそれが開花しないことも十二分に考えられます。ある刺激がない限り、その才能にはタッチすることすらないかもしれないわけです。逆に、みなさんが考えているDNAの重要度というのは、少し大げさモードになっている気がします。天才か秀才と呼ばれるほどのIQを持つ人々は、自然の摂理的発生頻度なので、全体の2.14%ほどしかいません。天才の中で群を抜いて明らかな人々は、実際には、0.13%しかおらず、ここが天文学的な頭脳を持って生まれた人々です。全人口が77億人だとしたら1000万人程度しかいません。日本の1.268億で考えると、16万5千人に減ります。しかも、ここには学歴を伴うケースなどに確実性はありません。なので、考えることすらしなくていいのでは??と思っちゃいますね(笑)。むしろ、着目点は、「持ち得ているものをまだ学ばないことにより、学び方を習得していないことにより、開花させていない」ことであって、生まれではないわけです。

 

ここまでご理解いただけたら読み進めてくださいませ♫

 

ヒトの成長にはささやかですが重要な時間のラグが生まれます。Slight, but significant differences と呼びますが、時間だけではなく、さまざまなユニークさ、特別さ、はここから生まれます。選択肢の数が2つ(コンピューターなどのような二進法)では、「頭がいいー悪い」の2つしかなく、とても窮屈な可能性を小殺ぎとるモノの見方です。ここを十進法・百進法・千進法・万進法などにして、測りの目盛りを増やすことが、ヒトがヒトゆえにできる複雑さを引き受けられる恩恵です。が、簡便や合理を追求する傾向もよいことがありますから、せめてヒトを見るときには、もう少し目盛りの数を増やしてもらえたら、と願うばかりです。

 

標準的なヒトの成長・発達段階の時期というのは、小さい頃は医師や保健師さんなどのアドバイスがあり、親御さんとしては一喜一憂することでしょう。が、そのズレは生涯、必ず辻褄が合うようにはできますので、生物学的・医学的なDisadvantages:不利・損失だけを念頭にまず置いてほしいです。

 

さて、フツーに暮らしている人々がイッタイ人口のどれくらいか?というと、大きなパワーがかけられない限り、おおよそ、68.2%です。フツーよりちょっと頭がいい・ちょっとお金持ち・ちょっときれい、など、人工的後天的パワーがかからない部分は、およそ16%。フツーよりちょっとおバカさん・ちょっと貧乏・ちょっとブス、なども同じく16%ほどです。そうなると全体の96.4%弱ほどになります。

 

ヒトの成長には確かに段階がありますが、そのひとつひとつの段階で「ある程度」は習得できても、やはり生涯それを使いまわしていかねば、忘れてしまうことや実力発揮できていないこともたくさんあります。段階的なことはおそらく生涯で考えると、Erik Eriksonのものがわかりやすいかと思います(ちなみにPrecious One English Schoolでは詳細に理解してもらっております)。https://hoiku-childcare.com/erik-homburger-erikson-hoikushi-shiken/

そして一般的な成長のための条件が環境内にいくらあっても、この段階を踏んだ発達をそれなりに遂げてきていない限り、伸びの大きさ・ジャンプは期待できません。なぜならば持っているポテンシャルは、やはり順番通りに開きやすいものだからです。

 

条件はいくつかあります。

 

1. 自分の考えが最も正しいという前提を捨てていること

2. 他者の話を広く深く聴く準備ができており、さまざまな方法・方向にオープンなこと

3. 変化を恐れないこと

4. 今回の伸びあるいは目標の先にも、キリがないほどの先があることを知っていること

5. 自分の感じ方・考え方を整理し、他者に評価をしてもらう勇気を持つこと

6. 成功するまでのプロセスを楽しめるように工夫を凝らせていること

7. 健康にそれなりに自信があること。特に睡眠時間

8. よい人々・理想像に近い人々に囲まれること

9. 楽観的である自分を常とできること

10. 何度もトライアルしなければならないことに耐えうる時間と心のゆとりがあること

 

と10個に絞ってみました。

 

Precious One English School では、英語レッスンにもこの発達段階を入れ込み、これらの条件を満たすようなレッスンを英語でも展開しています♫