季節性心身症:1年の特定の季節だけ発症し、その季節を過ぎると症状が軽くなるか、躁状態になる心身の病気。
心身症: 各科が対応する身体疾患の内、発症や経過に心理社会的ストレスの影響で機能的(器質的)な障害を伴った疾患群です。 日常生活で仕事や対人関係などの心理社会的ストレスに無頓着や無自覚な場合に発症・悪化することが多く一般的治療では改善困難。
4月だけとは限らないのですが年度の終わりからその新しい環境に馴染むまでの時期のことを指します。 お子さん達も学校が新しくなり、 入学をしないとしても クラス替えがあったり、 他人の先生が変わったり 新しい環境になります。 社会でも新入社員ではなくとも、 部署変更があったり異動が最も多いのが この時期だとされています。
そうした意味では 人々は暗に「変化」を強いられる状況に追い込まれるのです。 その変化が少なければ、 あるいは なだらかに起きれば 無理はないのですが、変化の差が大きかったり、 急激 だったり、 アジャストメントを合わせなければいけない強さが高度だったりする場合、 確実にストレスとなっていきます。
フィジカル な面で行くと、この時期は四季がある日本では生命体の代謝が最も上がるいい時期ではあるのですが、そうした意味で 交感神経が開きっぱなしになってしまう確率も上がってしまうのです。
(鬱病とは交感神経の スイッチが入りっぱなしになってしまい、 それをマイナスに持っていくことができない、 あるいは中立にできない、という状態が長く続くことで、神経が尖っていくことのことを言います)
実際に通勤 や通学のダイヤが変わってしまったりするだけで生じる 不便はあるのかもしれますしれません。 特に 通勤通学の時間が長い人が、座れなくなるということで体力を奪われてしまったり、路線を変えなければいけないことで満員電車になってしまったり、 痴漢にあってしまう確率が増えたり、などなど、 物理的にもエネルギーを必要とする 項目が増えてしまうのが この時期です。
子供や青少年は学業がすんなり入るまでに、 友人や先生や部活や その他日常として受け入れるまでに時間がかかるものとかからないものがあると思いますし、 苦手なもの得意なものがあると思います。 大人も同じことで、仕事の内容が変わったり、周りにいる人々が変わったり、などなど、この変化に対して、 すんなり受け入れられるかどうかを「順応性」と呼びます。
Adaptation: the ability to adjust to new experiences and information, and to accept new information.It’s a key capacity that helps us grow mentally and develop continually.
順応性:生物が持続的な環境の変化に対処して、その生理的機能などを変化させ、生活を維持しようとする過程。適応とほぼ同じ意味に用いられるが、反応の過程が遺伝的である場合を適応adaptation、遺伝的でない場合を順応accommodationとして使い分けることもある。非遺伝的な反応過程であるということでは調整adjustment(調節または適合ともいう)と同義語。
あまりに順応しすぎても良くないですし、 順応しなすぎてもつらいです。 そうした意味では成長全般のことを考えると、変わってはいけないものは変わってはいけないですし、 自分が変わると成長につながるものに対しては順応できた方がいいです。
このコントロールができないことが心身症、 あるいは うつ病になる大きな分かれ目です。さて あなたの変化に対するコントロール力 は どれぐらいでしょうか? これを機会に 査定 してみてくださいね。
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