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教養がないと気付いてしまった!

教養:学問・知識を(一定の文化理想のもとに)しっかり身につけることによって養われる、心の豊かさ。

日本大百科全書(ニッポニカ)「教養」の解説

人間の精神を豊かにし、高等円満な人格を養い育てていく努力、およびその成果をさす。とかく専門的な知識や特定の職業に限定されやすいわれわれの精神を、広く学問、芸術、宗教などに接して全面的に発達させ、全体的、調和的人間になることが教養人の理想である。教養はとくに専門的、職業的知識を意識した場合、「一般教養」と表現されることがある。教養ということばの原語である英語やフランス語のcultureがラテン語のcultura(耕作)からきていることからわかるように、土地を耕して作物を育てる意味だったものを「心の耕作」に転義させて、人間の精神を耕すことが教養であると解されている。その「心の耕作」cultura animiという表現を初めて用いたのは古代ローマのキケロである。

 心を耕して豊かにするための素材は、時代や社会によって異なって展開されてきたが、ヨーロッパでは古代ギリシア・ローマ的な教養の概念が受け継がれてきている。ギリシアでは精神と肉体が調和した全人的教養人が理想とされ、そのために学ぶべき知識が学科目として提示され、それがやがて自由七科へと発展、継承されていった。古代の教養の概念はルネサンス人文主義のなかによみがえり、さらに18世紀後半にドイツの新人文主義運動のなかで、古典文化の精神を学び直し、それを新たに創造、展開し直すという形でとらえ直された。しかし、教養は古典的、学問的に偏り、それ自身が目的となるきらいがあるため、科学・技術が急速に発達し、社会生活も大幅に変化した現代では、教養の新しい内容が求められている。

私はどうやら下品なニンゲンなのだろうなと思わされることが多い。

品性: 人柄人品人格。多く、道徳的な基準で見る場合にいう。また、すぐれた人柄であること。

なぜならば、私の道徳心というのは、日本のその基準とは少しズレていることが多いため(笑)。ゆえに、子どもの頃から渡米までは、日本社会での居心地はすこぶる悪かったのです。ただ、教養がないという卑屈な気持ちは、渡米前もなかったし、渡米中もなかったし、今もないのです。

ただ、日本社会の基準値である教養というものを持ち得ていない可能性は高いし、下品とみなされることも多いんだろうな、というのは感じる。(・・;)なので、日本社会にはマッチして生きていけない、私の意固地な決意というのも、自分にとってはよく作用していても、他のみなさまには迷惑をおかけしている場面も多いのだろうなと思う・・・。

文化理想というのが問題なのですよね。

子どもの頃から、政治理想、宗教、教育、などなど、私の両親はさほど教養があったわけでもなく、ブルーカラーゆえに、日比谷のメーデーに連れていかれたり、社会党を応援させられたり、神道の神主の実家のしきたり通りに育てられたり、中卒程度のことを優先させられて、特に教育が大切だとは思える暮らしではなかったです。そうした意味で、Qualifier:限定するモノが、かなり明確だったんだろうな、と。

生きていくのに必要不可欠な物事以外、余計なことは教わっていないので、それを土台にして、USでしっかり教育を受けたときに、非常にいい感じになった、という結果論でしかない、偶然が重なった産物が私なのだ、と自覚しています。ラッキーだぞい(笑)。

そうした意味で、現代の厳しさの中で、条件を見ながら生きていかねばならぬヒトたちが、教養がないと気付いてしまうと、きついのだろうなと思う・・・。心が豊かであることで、実はお金がないことや学歴がないことなど、さまざまなことが払拭しきれることが多いから。

ただ、いつもそうだったように、現代もまた教養とはイッタイなんぞや?とうのは、試されているので、ここを深く考えてみることをおススメいたします。<(_ _)>

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