おそらく時制は、日本語⇔英語の訳を脳内でしているうちは、とっても難しいままなのだろうと思うのです。感覚に落とせるチャンスがなく、いつもパズルゲームのように、文字に文字を置き換えているキリのないゲームをしていて、段階を減らしていないので、相当量の練習が必要になってしまうので、その途中でイヤになっちゃうんじゃないかと思うのです。
もう30年以上前のことなので、私がどうやって時制をマスターしたか?というのを朧げにしか記憶していないのですが、とにかく日本語に直すということはかなり初期で諦めて(面倒だし、効率もよくないし、成功率が低いので)目の前にある事象をバンバン英語で表現できないかどうか?を日々試す羽目になったわけです。なぜならば、暮らしていて誰かに何かを伝えないと不具合が生じるから。
だとしたら、日本に住んでいていようが、自分に不具合が生じるように追い込むとか、ペナルティ式にするとか、目の前にあることに気が行くようにゆとりを持たせる何かの工夫をするとか、できることはたくさんあると思われるのです。実際、Precious One English Schoolの生徒さんはそれを実現していますしね・・・。うん。
そして私個人は、日本のあらゆる教科書やオンライン上にある時制の説明は、「片手落ち」「情報が間違っている」「ありえないくらい適当」が多いと感じています。なぜならばやはり、そもそもが「日本語にきれいに直せることを目標とする」ところから始まっているからなのでしょうね・・・。(・・;) そしてそのあと、「日本語をきれいに英語に直せることを目標とする」に移行していくので、かなり不自然な形で定着していくんでしょう。
最初のボタンの掛け違えを質せば、おそらく時制はさほど難しくはなくなります。昨日も、小学校6年生の男の子に現在完了形を紹介して解説はそこそこにして、実際に使われているケースを
- 結果(完了)
- 継続
- 経験
により分けていくことができるかどうか?場面を理解できるかどうか?というのをやってみたんですが、彼の場合、8割を1時間半で理解しましたね。
- Have/hasの違い
- 肯定・否定・疑問の形の変化
- ありがち、くっついてきそうな副詞 already, yet などや 時間の since, forの違いの感覚
- Yes-no Questions ではなく、5W1H Questionsになるとどうなるか
という4段階が1時間半でほぼ8割理解できたので、次回は、
- 質問されたときの答え方
- 現在完了進行形の使い方と臨場感
に繋げていこうと考えており、彼にとっては新しいことなので「むずかしーい!」とポジティブなノリで言ってましたが、これまでListening をしていて have/has がたくさん出てきていた謎が解けた!といううれしさも相俟って、よい感じに進みました。
さてさて、彼は世界に通じる英語を、プロのサッカー選手として展開できるかなぁと、私はこっちの楽しみもあるのです(^^♪ >今、あるJ-league のユースに入ってがんばっているのだった。
使えるようになるかならないかは、やり方・道筋もうんと大切です!使えるようにしていきましょー!
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