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考え方の土台:整理整頓を徹底する

  1. 本質を見抜く
  2. 同質性を捉える
  3. 異質性を捉える

をあらゆる場合や物事に使っていることがわかったあと、それらの情報がたくさんの場合や物事に重なったり、ズレたりしたことを、日々整理整頓しなければきれいに使えることはないのですが、多くの場合、「その場を要求された状態」にならない限りやらないことのほうが多いのです。

この整理整頓はどうやって為されるか?

  1. 実際の行動化
  2. 深く考える
  3. 1&2のコンビネーション

でしか行われません。

脳は不思議なもので、これをなくして繰り返しても記憶には留まらず、これを以って繰り返し生活していくと、定着します。さらに、この繰り返しの中で、同異に少しのズレがあっても、それをレパートリーとして受け止めていきます。

問題は、1.実際の行動化したときに成功するか失敗するか?です。それなりの成果であれば、たぶん考えることはないままに終わってしまいます。ものすごい成功や失敗をしたとなると、自然に感情が湧き上がり、考えるという行為に進展していくのですが、それなりであれば気になることもない。支障がない程度であればそこにエネルギーを使うことはないんですね・・・。

日常的習慣を洗練していかねば定着したまま20年も50年も過ぎることはよくあることです。たとえば、家に帰ってすぐにTVをつける人は、そこには大いなる感情はないわけです。成功や失敗もない。中立的なそれなりの結果なので、特に問題行動でもないし、特に絶賛行動でもない・・・。そうなると、それが知らないあいだに定着し、その行動は習慣になります。たとえば、電気代がものすごく上がるとか、好きな人に「TVを見過ぎるとバカになる」などと言われるようなことがない限り、考える機会が与えられないままになります。

これは、教科書の読み方・人の表情の見方・ラッシュアワーの乗り方・ごはんの食べ方・TVの見方・運転の仕方などなど、あらゆる範囲に同じように使われてしまいます。

  • 深く考えるという行為は、それなりに「意識する」「気を動かす」という自分からの積極的行為がないとなされないか、行動化する前の準備がたくさん必要な行動にしか使われない傾向が大きいです。

深さにも問題があり、どの程度深堀りするか?というのは、それまでの個体の脳の使い方に左右されます。深く考えたことがない人・習慣として定着していない場合、見過ごされ、意識上に上るものの質量が少ない状態のままです。幼い頃から「なぜ?」「どうして?」が多かった子が、小学校に上がり、手順が少ないものや社会の水準に沿って行動化することに馴れきってしまうと、考える機会数そのものや、考える深さが浅くなってしまう、という退化も起きやすくなります。そのまま、不思議を潰していく、知りたい!という好奇心を育てたままにしておく、という状態はエネルギーをたくさん使うので、なかなか継続しづらくなりますし、個体は環境に大きく刺激され左右されるので、なかなかコレが維持できない。

子どもを東大に入れた!などという著書には、この環境を刺激的にしておくTips:コツや手法などがたくさん載っているだけなのですが、考えたこともない人にとってはきっと有意義な内容なのだろうと思います。

日常的に2.深く考えるを習慣化することがキーポイントです。それなりの深さなのかどうか、チェックしつつ、考えたことがどのような状態なのか?どの程度正確なのか?など、答え合わせ構造をくっつけて繰り返していくと、どんどんと深くなっていく可能性を高めます。

幼い頃、虫を観察したり、構造を知るためにいろいろなものを分解したり、という経験が重なれば、すでに深く考える習慣はついているはずなのですが、いざ小学校→中学校→高校→大学→社会人となると、その情報量は増えていき、ここで

  • 好きー嫌い
  • 損ー得

の成熟度により、選り分けがされます。

これが人が特別でユニークにおもしろく微妙な差をたくさん織り交ぜてできあがる所以なのですが、ここには正解も間違いもなく、本人が望むか望まないか?という2択だけでできていることを忘れている親や教師や政治家などが多いと思うんですね。

これらを簡単平易に説明できる先生や大人が廻りにたくさんいた子どもは倖せです。社会が望む理想像になるために、躍起になって詰め込みをされないまま、基本的な基礎をしっかり培うことができた人は、大人になって自分が勉強をしたい気持ち、仕事をがんばりたい気持ちになったらきっとできるわけです。

当然、この2.の考えの深さの層が多重化して、横の繋がりなどものすごいバベルの塔ができている状態になれば、どこから引き出すか?ということだけが課題です。

そうなると、3.実際の行動化をしながら深く考える、という熟練工状態ができ、本能や体感にくっついていることだけでやることも徐々に増えてきて、気づける深さにいきなり、自在に、ぐーっと旅ができるわけです。大きな図書館の入口にいたはずなのに、いつのまにか天上階にいたとか、マグマの隣の地下階にいたということがたまに起きる。

これが楽しいんですよね(^^♪

長くなりました。Precious One English Schoolの心理レッスンでは、この入口になることを学んでいます!細かく解説するのは、プライベートレッスンで、生徒さんひとりひとりに合わせて行っています!楽しいです!

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