映像を見て、Listeningが強化される、と考えるのは、一旦おやめください。<(_ _)> 基本形は、映像がない状態で「聴けてる実感」が徐々に伴ってくることが大切です。
多くのサイトで、特にyoutube などでは、映画で英語を勉強しよう!などと推奨していますが、基本的なListening Skillがない限り、「聴けている気がする」のみで終わってしまい、すぐに上達の天井が来てしまいます。
なぜならば、コラム内で触れてきたのですが、ヒトの情報は8割ほどが視覚から獲得されます。そうなると、視覚から得た情報を、なぜか「聴けた!」と、個々人の差はあれど、誤解してしまうことになるのです。
なので、どのように聴けば日本語のように聴けるようになるのか、という知識(Know why)とやり方(Know how)を身に着け、実践して第1や第2サイクルあたりまで来て、「けっこう音そのものを聴ける!」という実感が得られてから、映像で学んでください。
映画・youtube などを見てはいけないと言っているのではなく、英語学習の中のListeningにさほど効果があるものではない、と申し上げております。
さて、英語学習をするにも、何を見るとこのスキルが上がる、というのは確かにあります。会話がないものはSpeakingにはあまり効果が発揮できないですし、その会話も日常的なものなのか、裁判モノなのか、などなど効果が別のところに向いてきます。
TV番組を見る、映画を見るなどでListeningを上げたいのであれば、自分のテリトリー・日常生活の中にある
ドキドキワクワクが多いもの
自分と同じ行動や思考パターンを描いたもの
やりとりが軽妙かつ行ったり来たりするもので、会話中心のもの
となると、やはりSitcomをおススメしたいです。
Situation Comedyの略なのですが、スタジオの設定が決まっており、登場人物も限られた中、事件や出来事があって、ゲストが1名から3名ほど出るだけなので、比較的会話も把握しやすいです。
視覚的な情報を得て、登場人物の性格なども把握できれば、その後は、会話の内容になってくるので、それをわかるかわからないか?語彙を予測できるかできないか?ストレスやリンキングの雰囲気やもたらす意味をわかるか?スピードについていけるか?などなどになるので、教材としてはいいと思います。
Amazon Primeには山ほど、シリアスなシリーズものはたくさんあるんですが、Sitcomと呼ばれるようなものがあまりない・・・。USのAmazon primeだったら見られるんですが、日本ではそれは取り入れていないのですね・・・。
これがランキングリスト:Amazon prime Sitcom ranking
事件モノなどでも、のめり込めるほど好きなものだったら何でもいいのかな、という気はします。
とはいえ、最初にお話した通り、映像からListeningができるようになる、というのは、ほとんどの場合錯覚であることが多いです。かといって、ここでDictationやShadowingをすることは、まったく今後の「使えるための英語」のトレーニングにはならぬのです。
割り切りですよね。効率がいいのは、やっぱりSituationが決まっているおもしろみがある日常的なものです。使える単語満載ですし、American Jokesなども入りますしね。なので、実際にListening→Speakingに使えるための材料満載です。
映画もそうした意味では、好きなもの、のほうがいです!
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