前回の続きなので、前回のコラム記事も読んでいただけると幸いです。要点としては、「やり方や配分や順番などを考えれば最良の方法のひとつになることは確か」ということです。ただ、多くの独学や英語スクール、日本での英語義務教育や高等教育下においては、これらが無視されているか、あまりに端折られすぎています。
たくさんの種類のCDや音声がある中、そもそも問題なのは、「何を選べばいいのか?」ということがわからないままなのではないでしょうか?聴くという行為が英語学習に悪いわけはないのですが、ここで致命的に間違った教材を選んでしまうと、遅々としてListening Skillが上がるわけではないです。しかも、聴くという行為は物理的な時間を大幅に取るものなので、時間をかけて一生懸命耳を傾けて聴いても、「げ、聴けない、わからない」となると、損した感はものすごく多いものになると思われます。
実際にListeningする前にやることはたんまりあります。Precious One English Schoolでは、第1の受講から、実際にListening教材を実践するまでに、1か月弱かけます。でなければ、今までの無為な、効率の悪い、ただただ聴く時間を多くしたり、聴けないフラストレーションに悩まされることが続いてしまうだけだからです。
- Hearing と Listeningの違いを理解すること
- 聴覚そのものについての知識を入れること
- 日本語での自分の聴覚についての認識を持つこと
- できるだけ、今の聴覚の才能を伸ばすこと
- その上で、自分が好きな教材を選ぶこと
- やり方について、徹底的に研究し、最も効率がいい方法を選ぶこと
- ついでに発音についてなど、英語特有の人の声が作る音についての知識を入れること
そして実践開始!
結果として、日本語と同じように聴けることが理想だという方向に舵を切りなおすことが大切です。なにしろ、胎児の頃から聴き続けてきた人の声の音は、日本語寄りだったので、それを横にいったん置いておいてから、英語を聴き始めなければ、Listeningのが学習期間と時間数が多くなるだけだからです。日本語を聴いて、文法など学ぶ前に話せるようになったことを踏まえて、それを、今の脳の具合と合わせた感じで聴くことができれば、Listeningの学習時間はうんと減ります。
たとえば、私個人は、渡米後50日くらいでスコーン!と耳が抜けて、音のすべてが聴けるようになりました。Precious One English Schoolの生徒さんも、早ければ4か月、平均8か月、遅くても14か月で映画は字幕なしでエンジョイしながら見られるようになります。
心の中での苦手意識が減らないまま、TOEICやその他の英語検定にトライすると、最終的には、
ー 単語に引っかかりすぎる
ー 意味取りに引っかかりすぎる
ー 文法に引っかかりすぎる
ー 理解が混乱してしまう
などの理由が重なり、ますます改善や改良の邪魔をします。日本語のようには聴かないままな部分が減らないからです。
日本語を一言一句すべて聴き取らない限り、意味がわからないと思っている方いますか?そうじゃないよね・・・。このへんの順番、大切ではないでしょうか?ここをすっ飛ばしていくと、Listeningができないまま、という状態が長く続いていくことになりますぜい。それはとっても悲しい。時間がどんどん過ぎていき、努力がかなり無駄になります。
しかも教材選びについても、上記の1-4をしっかり段階を踏んでいない限り、間違ったものを選び勝ちですしね。どんなものでもいいというものではないです。特に10位になったニュースを聴くなどというのは、大いに無駄な教材です>詳細はお読みくださいね。
基礎のキをちゃんとBuilding upしていきましょう!
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