ケアレスミス

03/29/2008 にアップした文章です。

 

ケアが行き届かないがためにミスる、という現象はよく起きます。いわゆる「気がなかったから」「注意していなかったから」「集中力に欠けていたから」などなど、いろいろな表現ができますが、なぜにこのような単純なミスを!?と思うことは、第三者には多いことでしょう。私自身、これがゼロか?と問われれば、ありえるありえる(爆)。ほら、最近、シュミで数学をやり直し始めたではないですか。+や-の記号を付け忘れるだけで、答えは大幅に違うわけで、「子どもたちはこのように苦労をしているのだなぁ・・・」などと、やけに感慨深いのです。大人だって、三人称単数現在のSを見ているのに、見ていないことだってありますしねぇ・・・。どうしてこのような現象は起きるのか?

 

ケアレスミスというのは、英語で日常的には使われていません。ミスというカタカナそのものが、実際はMistakeという名詞の略語なので、いろいろなジャーナル(日記)を見てきましたが、9割の生徒さんは間違えているので、おそらく全国的に日本人はかなり多く間違えているのではないか?と思われます。しかもその動詞は、Make a mistakeなのですが、努力と同様、慣れない使い方なのかなぁ・・・。この動詞が見せるように、英語では、ミスは「S(主語)である人物や団体や物事が作るもの」という概念になっており、「自然発生」ではないこととみなされます。

 

まず、どうしてミスが起きるのか?というのを、生物学的に考えなければ手落ちなのですが、どうもヒトというのは悲しい動物で、他人のせいにすることがかなり得意です。実際には、おそらく、体調が悪いという最初の存在の正常さチェックをしていないことが多いのでしょう。どんなに強靭なヒトであっても、体調はいつも万全なわけもなく、しっかり機能してくれるかどうかはアテになりませんが、健康であることは当たり前と思っている人々は多すぎるような気がします。

 

東京に戻って来て感じたのは、「身体の声」を聴くには、ちとうるさすぎるし、モノが多すぎるし、ヒトが多すぎる(笑)。TVもケーブルをいれずとも、7局あり、かと言って、違うことを提言してくれていろいろな可能性を模索してくれているか?といえば、そうでもなく・・・(苦笑)。同じニュースを扱うにしろ、どのチャンネルを見ても、微細な差を読み取るゆとりがあるヒトたちがいるか?というのも疑問。なぜならば、車や電車やヒトなどが出している音がうるさいから。いつも刺激が廻りを取り囲んでおり、本当にひとりになり、静かに「反応せずともいい瞬間」を持てて、それを満喫するような状況は少ないなぁ・・・と思えるわけです。まぁ、比較するものを持っていないヒトにとっては、「それが日常」なのですが、本当にフルに身体能力を使っているのかどうかは疑問。

 

よしんば、住居でひとりになれたとしても、モノがあって、任天堂DSライトやTVやPCを使ってしまえば、純粋な意味のひとりでもないしなぁ・・・。トイレやお風呂くらいしか、ひとりをしっかり満喫しきれていないのが、たとえ一人暮らしであったとしても、実態なのかもしれません。

 

私の母は独り言も多いのですが、彼女が「誰に向かって話しているのか?」を見極めるのには、かなり時間がかかりました。西さんが台湾に赴任してから、6年はひとりで暮しましたから、ネコたちのように内容に対してTalk backしない環境に慣れてきたわけです。母は、特に私の発言を重視しているわけでもなく、ひとりで好き勝手に話しており、それをイチイチ相手にしないようにコツを取り戻すために、けっこう時間を費やしましたね(笑)。何か作業中であると、どうも「中断させられた」という被害者意識になってしまっていけませんでした(笑)。

 

仕事場でも、「相互監視」という意味では、パーティション(壁や仕切り)がない職場というのは、欧米でも日本式が取り入れられたのですが、細密・緻密な仕事内容の人々にはアレは向かないでしょう。通訳やSEなど、ある程度の孤独や静けさが必要だと思いますねぇ・・・。

 

そこで、勉強をしている子どもたちにもインタビューをしてみましたが、他発生の音がいかに多いのか?というのは、実感しました。それに慣れてしまっており、フルポテンシャルが出ていないかもしれない、という疑いを誰も持たないのがすごい・・・。まぁ、勉強には完全なる静けさというのは必要ないにしろ、ラジオやTVをつけているのは、あまり効率がいいことではないように思います。「つけていないと勉強できない」とまで主張する人々が増えてきたのは、どういったことなのか?

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 >ハインリッヒの法則。

 

そうだったんですねぇ。日本では、爆笑問題がTVで世間に広めたんですねぇ。

 

http://en.wikipedia.org/wiki/Behavior-based_safety>英語版

 

こんな災害予防や発生率がなぜケアレスミスに繋がるのか?と不思議に考えていてはいけません・・・。関係あるんだよぉ・・・。社会という大きな枠組みで生きているからには、状況(Situation)設定があって、その中でのパフォーマンスでのミスを考える必要があります。これを個人に掘り下げて応用していくのが、ケアレスミスを減らす方法に繋がります。

 

1. 目標を設定する:無理な目標は到達できないので、現実的な数字や計画の中、目標を設定。

2. 期待される失敗行動を考える:ハイヒールが折れるだとか、電車が止まるなどと考えないヒトいますよね・・・。アレ、ダメです。悲観的になれと言っているわけではなく、確率的に多い事故というのはありますから、それを予防するためには、確率が多い事故から低い事故までが羅列できる、ゆとりできる心と頭が大切です。

3. これまでの自分の行動を正確に反芻してみる:どんな失敗が多かったのかということすら、わかっていない人というのは実在します。

4. 「なぜ起きた」をじっくり考える:3.に起きたことは「なぜだったのか」を考えないことがよくあります。避けたいんでしょうが、避けているからこそ、また同じ失敗を「自らが起こす」ことを繰り返します。

5. 他人の第三者的意見を、3.4.のデータについて聞いてみる:自分ひとりで結論を出すと、悪循環や自分の視点から抜け出せないので、バンバン他人の意見を求めてみる。

6. まとめたところで対策を出す:ひとつだけが対策でもないので、いくつかを出してみる。

 

と、まぁ、こんなプロセスが出ます。もしも、根本的に疲れているようであれば、休息を取るということから開始して、どんなミスが多いのか、やっぱり自分で把握しないといけません。私の場合、英語講師なので、TOEICやTOEFLや英検の試験でのケアレスミスを見ていくのですが、この6つのステップを、生徒さんといっしょにやることで、TOEICなら軽く30点や50点はアップしますね。

 

どんな分野でのケアレスミスか、個人によって違うと思いますが、ぜひぜひ、検討してみてくださいませ♪

 

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