価値観:何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方]。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断]。
2024年の最初の心理ブログのスタートはシリーズ:価値観です。
多くの人が最近この価値観という言葉をよく使うようになりましたが、本質的にあまりわかっていなかったり、 この言葉を使うことによって 丁寧に自分の考えを説明することをしなくなった傾向があります。 それにより人間関係が分断化されたり、 消滅したり、Homogeneity:同一視・同一化が進んでしまったり、 残念なこともたくさん起こっています。 なので もう少し 価値観について考えてみましょう。
公共の自己理解
社会生活を営む中で他者からどのように見られているか理解すること。社会規範を守りながら行動するために必要な状態。
私的自己理解
外部からの刺激による心身の変化を理解すること。感情を調整したり、ストレスを解消するきっかけを作るために必要な状態。
この2つの理解の違いについて考えたことがありますか? 人はPersona:ペルソナ・仮面を持っていると言われていますが、 おそらくこの2つについて感じることは多いかと思います。 一人きりの自分と人と一緒にいる自分が少し違うことについてはみなズレを感じているに違いないのですが、本当に客観的に自分のことを知っているかと言うとそうでもない場合の方が多いかもしれません。
しかも人の行動と言葉は時としてバラバラになります。 それを変化させる軸は
Time:タイミング・時期・期間
Place:場所・位置
Opportunity:機会・場合・イベントの性質
Person:相手・関与する人々
で、 誰かを傷つけてはいけないとか、 誰かに嫌われたくないとか、美しい振る舞いをしたいとか、あらゆる動機がフル稼働します。 もしかすると何も考えず、パッと行動してしまうこともあるかもしれません。
ここで役立つのがあなたの価値観です。 どうしても譲れない価値観を持っていますか? それがあなたのアイデンティティに直結し、その行動化を あなたの美意識が支えます。 たとえ自分が嫌いでも、損をしても、貫きたい美しい自分、 大切にしたい価値観、 人としての美徳を 持っていることにより、行動がどんどん 一定化していくのです。
ばらつきがある人は信頼されませんし、 都度都度 自分の行動や 結果が変わることによって疲れることが多いのも事実です。しかも まずいことに 周りの人々に理解されなくなることも多いですし、 矛盾した行動をすると評価が下がります。そして人々はなぜか「いかに自分が正しいかを証明すること」が人付き合いの基準になってしまうのです。
そうなると自分が幸せになることに注力することができなくなり、 自分がバラバラになっていることが自分でもよくわからなくなります。
そこで今のあなたにできることは何か? あなたが絶対に譲れない価値観とは何でしょうか? どんな価値観 群であなたはユニークにできているでしょうか?
ダウンロードできる 85個の価値観があります。 あなたはそれを強く持っているのか 弱めなのか全くないのか、よくよく掘り下げてみてください。 言動を一定化するために、安定化するために、 かなり 役立つことがわかるはずです。
是非とも幸せになってください。しかも、ラクで 楽しいと思える、修行ではない方法で。





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