ズバリ!日本語には冠詞の概念がないからです。これをしっかり説明できる日本人の先生、けっこういると思うんだけどなぁ・・・。でも間違った本を出している勇気ある人もいるのがびっくりなんだけど・・・。(・・;)
まぁ、それはしょうがないか・・・。
他にも日本語の概念の中にない
- 単数形と複数形をはっきりさせる
- 数字や量ははっきりさせる
- This/these, that/those やthe の差は感覚?
- 前置詞が多すぎる!→日本語の助詞の数と比べてすごすぎるだろう
- 接続詞は大は小を兼ねない→ High contextとLow contextの差が根本的にわかっていない
- 時制の差がかなり細かい
などなど、本当に大局的にこれらがなぜ英語にはあって、日本語にはないのか?を説明したほうがいいと思うんだよね・・・。
(Precious One English School はそのようなカリキュラムになっているので、日本での英語教育で学んできていないことをかなりカバーしているので、多くの生徒さんは、「えええ!聞いてないよー!」と、過去の英語の授業を恨めしく思うようです)
日本語では言えるから言っちゃう人が多いんだけれども、
I love peach.
私は桃が好きです
これ、英語では言えません・・・。(・・;) 存在しえない・・・。世界にたくさん桃があるので、桃は1つではない、とまず大人は気付けてるし、Listeningができればこれはない、ということはわかるのです。ただ、日本人でコレを言ってしまう人は、「聴いたことあるもの!」という確信ですらないと思うんですよね。単に日本語を英語化することだけに邁進しているだけ、ということに気付いていただけたらいいのですが・・・。しかも、日本の英語教育でそれをテストしたり、中心にしない教え方をしてほしいんですが・・・。
ここでは、どんなpeach かをしっかり言わないと、話は通じないんですよね。
I love peaches. 桃という果物が大好き
I love this peach. 今目の前にある桃が好き
I love that peach. ちょっとだけ離れているところにある桃が好き
I love a peach. 桃があるならば、ひとつくらい食べたいかもなぁという示唆
I love the peach. この特定できる味を確かめたり、触ったりした桃が大好き
I love the peaches. この種類の桃が好き
桃の種類ってどれくらいあるのか調べてみよう!→うひゃぁ、65もある!モモ(桃/もも)65種の写真一覧
この名詞の前にくっつけるやつを Determiners(決定づけるもの:限定詞)と呼ぶのですが、これをつけないとダメなのです。限定詞には、数や所有代名詞の他、冠詞や形容詞や数や量など、さまざまなものがくっつきます。
これがくっつけられるようになると、英語の名詞が「具体的にどれなのか、ナニなのか」がわかるという仕組み。
理屈でわかったとしても、使えるようになるにはまだ少し時間が掛かる。何度かそれに遭遇したり、頭を捻って考えた挙句、「コレじゃんねー!」と成功にたどり着く必要があるので。それには、やはりListeningから修得するのが効率がいいです。まぢめにListeningがんばってみてほしいです。
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