まず気を付けてみたいのは、欠点に気づくというのはかなり稀なことなのです。なので、欠点を見つけた時点で、「うぉ!僥倖!」くらいな気持ちになることが大切なのですが、日常から離れたことなので、多くの方々は落ち込みますね・・・。やめましょう。事実を把握して、落ち込まない方向に持っていきましょう。
- ヒトは相当身勝手で、自分が生き延びるために Self-Serving Bias:自己奉仕バイアスがあるので、ナニゴトも客観的に事実のままを見ていない、という前提
- 廻りにいてくれるニンゲンも、人間関係を劇的に変化させることは「事件」でストレスが掛かるので、貯めに貯め込まない限り、指摘してくれるとは限らない
- 成功と失敗のハザマにある「可もなく不可もなく」というグレーゾーンが広く取られている個々人の差は大きく、決定的な失敗を体験しない限り、自己の欠点を見つめようという機会は少ない
- 蓄積されたささやかな失敗が露呈するまでには相当な時間がかかるため、自己の欠点として認知するのはかなり難易度は高い
など、前提として、自分の欠点に気づけるチャンスは低いのです。
なので、自分の欠点を見つけるということそのものがすごい!という結論になるということを、まず認知していただけたら、と思うのです。
その後、
長所=短所であるということを理解すること。
たとえば、こんな感じ
+ ー
気配りが細かく行き届く ⇔ 神経質
おおらか ⇔ 大雑把
計画的に行動する ⇔ 融通が利かない
好き嫌いがない ⇔ 自己主張がない
穏やか ⇔ 情熱がない
などなど、表裏一体なのです。では、どう解釈すればいいのか?
Time タイミング・時期
Place 場所・テリトリー
Opportunity 機会・場合
Person 相手・関係者
などによって、どう反映するのか?を精査すればいいわけですね。
短所は、必ずこのTPOPがズレれば長所になるわけです。だとしたら作戦を立ててみるといいし、これまでなぜゆえ、欠点となって出てしまったのかよくよく解析すればいいわけです。長所として出るところだけに使って行くことを、決意すればいいだけのこと。
簡単に言っちゃってますが、もちろん難しいことはわかります。でも、少しずつトライすることで、格段の差が出ます。
性格を変えることはできるか?という見解・認知も左右します。
実際、性格のうちの特質:DNAが支配しているものについては、変えることはできないことが多いですが、後天的要因が強いものに関しては、かなりびっくりするほど変えることが可能です。ただ、変えることができないと思っている個人に関しては、変えようとしないわけですから、変わらない・・・。ここ重要です。変わると思っていれば変わるし、変わらないと思っていれば心が頑ななわけですし、それゆえに言動には反映されないわけですから、変わらないままというのが続きます。
自分の欠点に気づけたら、あとは
- どのようなTPOPであれば生かされるのか?
- どのように変形していけるか?
に取り組むことが大切です。しかも楽しみながら!
たとえば、私はお金の執着がなさすぎて、お金でピンチになることが多いです。いいところで出ているのが、生徒さんにかなり融通を利かせてしまうわけです(笑)。見栄ではなくて、本当に昔の私を見てしまうので、融通を利かせてしまうんですよね。それで私個人やスクール経営がピンチになっては元も子もないんで、2020年を「お金元年」としてみたわけです。まだまだ、この欠点は出てしまっているのですが(笑)、少し和らいできたと思います!もっと稼げるようにするには?という単純なところから開始して、コロナ禍があることをチャンスと思うようにしたし、さまざまトライアル、人体実験の最中です。この年齢になっても、まだまだ学びは続きます。
どうやったらもっとラクで楽しくなっていくのか?は生涯の課題ですな・・・。がんばり過ぎない程度にがんばろー!
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