自分のことをこれ以上嫌いになりたくないし、好きでいたいからです。 この単純な非常に基本的な欲のために、人間は本当にあらゆることをするんだなぁ と感心します。
私ぐらいの年齢になってきてしまうと、これまで自分がいかに えげつなかったか、人を傷つけてきたか、 迷惑をかけ通しにしたか、 お世話になったか、 などなど 振り返らずを得ない 岐路に立たされることが何度もありました。 そのたびに自分のエゴさを少しずつ減らせて、困ったり立ち止まったり、自分のことを徹底的に嫌いになったり、ピンチをチャンスにしてきたような気もします。
そもそも誰一人傷つけないなんてことは不可能なので、どこかで 必ず 謝ることができ、 感謝して、自分もその数倍をも、直接的にその人ではなく社会全体に還元することが 使命だとわかってくるといいかと思います。
私は大変 貧しく生まれ育ったのですが、たくさんの人に助けられ、 渡米 もでき、英語も話せるようになり、 ヘリコプターのパイロットにもなれて、 日本では夢にも思わなかった大学で自由な思想や可能性の広がる 学問ができたこと、 卒業できたことをとても誇りに思っています。 それは私に助ける価値があったからではなく、むしろ逆で、 こんな 子を助けてくれた人がいたことに、最高レベルの感謝を感じているのです。
なので その帰路に立ってから、数度目ぐらいになってしまったのですが、 悪いことは全て自分のせいにする、 引き受ける、 という 癖がついてきました。 そうなると もっと面白いことに出会えるということにも気づきました。
今更 自分のことを好きでいたい、とは思わなくなりました。嫌いで上等！ 嫌いなところがあったらそこを直せばいい。 まだ少しだけ時間は残っているので これから先もまだまだ 自分の嫌なところは 直していこうと思っています。
むしろ ダメなところや 嫌いなところをそのまま放置して死んでしまう、 死んでいく、ということを考えるとゾッとします。人生のどっかで このことに気づけたことには本当に良かったと思っています。 口先だけではなく、1つ1つの行動を実現していき、 同じことを繰り返さないように、確信的にネガティブや悪いことは自分で引き受けてみる。 このチャレンジがたまらなく 楽しくなってきて、自分のことにも生かせればそれはそれでとってもいいことのような気がしてきました。
心理学ではLocus of Control という概念が ここで大きく左右します。 日本語でも心理テストができるようなのでやってみてくださいね。
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