YouTubeを始めとして、さまざまな動画が日々作られてアップロードされ、誰でも閲覧できるようになっています。みなさんも自分で開設してみるとわかると思うんですが、簡単です。その簡単なことをやれる人が、自分の専門性をアピールするのに、確かに多様的になるいい場ではあるし、いい媒体でもあると思うんですよ。しかも、本当に見出された才能のある人、おもしろい人、価値をどんどん進化させる人など、たくさんいます。
でも・・・、あまりに母数が多くないですか?どうやっていいものを探せると思いますか?
Precious One English Schoolもチャンネルは持っています。埋もれないように、広告代がかからないように、と一生懸命作ったので、本数はかなりあるのですが、実際そんなに見られておらず埋もれています(笑)。これからしっかり整理整頓もしなくてはいけないのですが、それをする前に、さまざま指針をしっかり立て直さないといけませぬ。
そうした意味でも、語学の動画というのも組み立てやら、順番やら、内容の充実度やら、長さやら、見せ方やら、まぁ、さまざまですよね。
そんな中、あまりにたくさん「いいな」と思ってしまうのも続けて見られるかどうかわからなくなる・・・。ひとつやふたつに絞るのもたいへん・・・。
だってねぇ、これだけ「YouTuberになりたい!」という人たちが増え、芸能人ですら自分のチャンネルを持つようになってしまうと、ものすごい物理的な数で、それを語学系で絞るにしても、検索ワードが何がいいのやら・・・。
さらに、質を求めていこうとしても、英語を学んでいる最中の人にとっては、何がいいのかもわからず、やっぱり
・好きー嫌い
・ラクかたいへんか
・ビジュアル的にアピールがあるかないか
などなど、かなり安易な基準点で決めてしまうかもしれないです。
そうなると、ゴビ砂漠をさまよいながら砂金を探しているくらい、けっこうたいへんなのかも・・・。(・・;)
かたや、その不確定さを排除するために、有料のものを探そうとしても、やっぱりまだまだ数は多い・・・。(・・;)
しかも英語に関しては、
- Listening
- Speaking
- Reading
- Writing
- Vocabulary
- Grammar
という大きく分類しても6つのエリアがあって、それをどう組み合わせているかも微妙・・・。どれかに偏ったもの、自分の苦手なものや足りないものを追求しようと思っても、いい塩梅のバランスにはなっていないこともあるだろうし、基本からしっかり積み上げているかどうかもわからず、今の自分に合ったものかどうかわからないまま、という状態も続きますよね・・・。
確かに、まったく英語に触れないよりは、触れたほうがいい、と思う方は多いです。
けれども、ヒトのインプットは不思議なもので、知識がないまま、装備がされていないまま、さまざまなものを入れ込んでいくと、うまい感じの取捨選択はできないものなのです。その現象を、Self-Serving Biasと呼びます。ヒトは、自分の好きなものか大嫌いなもの、利益になるものか逆に大損するもの、など、自分が生き延びることを優先してピックアップします。ところが、英語に関しては、わからないままの知識や学びの集積で立ち向かうと、この取捨選択がかなりバラバラになります。
結果としては、「あまりためになってない・・・。学びが進まない・・・」という結果になってしまう率が高いです。
無料なんだし、暇な時間なんだからいいよ!という開き直りがあれば、この学び方はアリですが、その自分の時間をもっと密度の濃い時間にも使えるという可能性もありますよね・・・。語学系の動画は、どちらかというと、「補完・補強・便宜」としての学び方であって、主流とするものではないことがわかっていれば、いいのだろうと思います。
コメントを投稿するにはログインしてください。