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Attention① 注意力とは

さまざまな心理学者の定義をご紹介します。

Attention:the taking possession by the mind, in clear and vivid form, of one out of what may seem several simultaneously possible objects or trains of thought…It implies withdrawal from some things in order to deal effectively with others. 

注意力:同時に考えられる複数の対象や一連の思考のうちの 1 つを、明瞭かつ鮮明な形で精神が独占すること…それは、他のものに効果的に対処するために、いくつかのことから撤退することを意味する。心理辞典より

注意により、私たちの認知プロセスは環境の選択された側面を取り込むこと。 つまり、情報を制限することです。(Palmer、1999)

「注意とは、私たちの感覚、保存された記憶、その他の認知プロセスを通じて利用できる膨大な量の情報の中から、限られた量の情報を能動的に処理するための手段」 (De Weerd、2003a; Rao、2003)。

Ross (1951) は、それを「心の前で物体や思考を明確に理解するプロセス」と定義。

William Jamesは「注意とは、特定の対象に意識を集中させること」と定義。

日本語での注意力というのは直訳であって、本来の意味から少しズレているかもしれないですね。取捨選択能力とも言えるし、集中すべきことを最初に処理して、残りを少なくする、ということかもしれません。

今、目の前にある物事に対峙することができないことすらあるのに、日常的にヒトはどのように注意力を使っているのでしょうか?このメカニズムに対して最初に領域として着目したのは、Ross で1950年代でしたが、個々人の記憶能力が学習について深堀していく1970年代には、認知心理学が発生してきたので、その分野の学者が生物学的データを駆使して、さらに深く理解しようとしていきます。

そして、英語学習全般にも人生そのものにも応用できますが、実際には膨大なデータや囲まれている考え方や物事の中から、何に本気で向き合い、理解まで到達するか?処理を終えるか?それを成功として終わらせるか?ということなのでしょう。

注意力の正体とは、自己が動き回る可能性がある世界=Mobilityの中にある物事や人々や考え方や在り方や目に見えない抽象的な美徳やその他=Contentsの中から、今の自分が着目して理解すべきことに対して、心・頭の能力を能動的に処理し向き合って理解を成功させること、ですね。

かなり回りくどい言い方になりましたが、シリーズ理解のための大切な基礎のキです。Attentionとは何か?から出発します。あと5回のシリーズ楽しんでください。<(_ _)>

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