Noと言えないワタシ｜Precious One English School プレッシャスワンイングリッシュスクール

きっぱりとNoを表明するのはなかなか難しいとは思います。とはいえ、言わないとかなりの確率でまた同じ問題が起きます。なので、解決法はたったひとつだけ。ぜひとも勇気を持って一度はちゃんと伝えたほうがいいです。どうすればいいのか？

自分がなぜNo!と言えないのか、原因を探ってみましょう。相手についてなのか、内容についてなのか、それすらはっきりしていない場合、なかなかの勇気が必要になってしまうので、徹底的に原因究明です。

好かれたい、あるいはせめて嫌われたくないという気持ち

人間関係というのは、生きている中で最も複雑でメンテナンスが必要に思えてしまい、どうしても友好な関係を常に継続することを「目標」としてしまいます。でも本当にそうでしょうか？たったひとつのNoで壊れてしまう関係であれば、そもそも手放すべきものだったのかもしれないとは思えないでしょうか？

私個人は、嫌いな人間はさほど多くなく、つきあわねばならぬ、あるいはつきあっている人々の中には、いません。ゼロです。生徒さんの中にも嫌いな人などゼロです。なぜならば、ひとりひとりの言動の8割が、自分の好き嫌いの嫌いにならない限りは、人間を嫌いにならないようです。さらに、もうひとつの大切なポイントは、生きていくための第一義の信念が真逆かどうか、ですね。

人は自分で自分について決める権利を常に持っていて、圧力をかけたり、自分のパワーを使って他者がイヤだと思っていることをさせない、というのが始まりの第一歩だと思っているので、これができていない人とは、そもそもおつきあいをしないのです。

自分が嫌いな人からも好かれたいというのはちょっと無理があるし、自分がどんなに好きでも相手は好き嫌いを決める権利があります。それをコントロールしようとすることは、果たしていいことなのかどうか、考えてみていただきたいのです。

（この人からは）嫌われて上等！と思えるくらいに、自分に対して自信が持てるようになっていただけたらうれしいです。

Noは相手の人格まで否定していると勘違いされる

確かに、その人にとってそのNoの対象物がどの程度の優先順位かは都度違うのでわかりませんが、あらゆる事象のたったの1つじゃーないですか。そのひとつを取って、鬼の首を取ったように、「私と生き方が違う」「私を否定している」「私のことを蔑んでいる」などなど、ネガティブに受け取る人とおつきあいしていくのは、かなり難易度が高くないですか？こちらからおつきあい願い下げでよくないですか？(・・;)　ハイメンテナンスを要求されすぎていて、なんだかフェアじゃありません・・・。

ちょっとした違和感であれば、解決可能なのかどうかを判断するのも、今後楽しくラクに生きていくためのスキルです。さらに、ちょっとした違和感を解決していくのもスキルです。表現の仕方のレパートリーが増えたり、どんなタイミングで話せば効果的かもわかってきますしね。

相手や他の人の意見を受け容れない＝わがままと思われるから怖い

ふだんから、自分の信念ややり方、意見や好き嫌いを見直してみましょう。わがまま上等です！それで人生がうまくいっているのであれば、目の前にいる相手のためにそれらを妥協する価値があるのかどうか？をじっくり考えてみましょう。

もしも、Brilliantなアイディアや意見であれば、もちろん採り入れますよ、と100万ドルの笑顔も忘れないようにしましょう(^^♪

というか、逆に考えると、その相手がお願いごとをしたり、共感を求めたり、理解してほしいと切望することそのものが、すでにかなりわがままですから(笑)。常にイーブンだということは忘れないでください。

不調和を生みだしたり、説明するのは面倒くさい

確かに短期的に観れば、不調和になったり、その後もその人とおつきあいしていく中、面倒なことが起きそうです。ただ、「私はこういう人間なのです」というのを、じわじわ、徐々に、わかりやすく、伝えていくことができれば、その人がそれらを尊重してくれる人なのか、ごり押ししてくる人なのかわかってきます。

長期的に観れば、あなたがあなたのままで居ることを許さない人と、今後おつきあいしていく価値ありますか？もちろん、あなたが努力をして、至らないところをしっかり見つめていることが前提ではありますが、自分の思う通りにしたい人と親しくしていくのは、相当に面倒です。短期的な面倒で解決すれば問題は起きなくなりますが、長期的に考えると、その面倒が蓄積されていき、ものすごいことになることは予期できるでしょうか？だとしたら、嫌われて上等！なのです。