おそらく英語学習で最も遠路を選んでしまっているのが、「文語的」「ビジネス的」な英語がいいと思っている点。というか、口語―文語、日常ービジネスのどちらを取るというのではなく、順番を考えないといけないところですし、その差異についてしっかり明瞭化しないといけないです。そして、なぜか文科省や日本人の常識は固まってしまっていたので、現在、小学生からSpeaking/Listeningに重点を置きましょうとか、英語を話すことに対してハードルが高くないように親近感を!となってきているわけです。
いやいや、逆だったんですよね、本当に。日本語も、自分の身の回りからどんどん語彙を自然に増やしたり、母や父、兄弟姉妹や友だちや先生から、言い回しや文法も自然に採り入れてきたのです。それなのに、なぜか文語調・ビジネスフォーマル調のことばかりやってきて、暗記・文法に重点を置いて、読み書きばかりを優先してやってきた。
なので、それらのインプットをアウトプットできるようにするためにはどうしたらいいのか?という道筋はかなり難易度が高い。
だって・・・、日本語では、語彙を暗記しろなんて誰も言わなかったし、話せる前に文法をやった記憶すらないし、Listeningをしたあとに問題なんて解いてない(笑)。
アウトプットをするための;
- 意欲
- 機会
- インプット量と質
- 平易→難易の順番
- 必要性
などなど、いろいろなことを考えていないがために、今の体たらくになっているわけです。Singaporeは30年で、英語が行き渡りました。日本に Perryの艦隊が来たのが1853年なので、単純計算をしても169年が過ぎました。その間、イッタイ何をやってきたのでしょうか?その間戦争があったから、などといろいろ言い訳はできそうですが、30年で英語ができる人が4名に1名以上になった国もあるわけなので、やり方が本当に悪いんでしょうね・・・。
そこで、英語のインプットを質したあと、アウトプットに向けてまずやってみることは、自分の日本語での日常会話に着目して、「これは口ぐせだから英語でも言いたい!」というものを洗い出すことです。感情として湧きあがったり、そうした場面に遭遇することが多いので口ぐせなのですから、きっと英語になっても似たようなデータになると思います。なので、それを英語化できるようにしてみるのは妙案です。
自分の口ぐせもわかっていないのが現状であれば、もう少しコミュニケーションや言語そのものにビンカンになったほうが、英語学習が進むスピードも加速化することを意識してみてください!
コメントを投稿するにはログインしてください。