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我慢できずにお金を使ってしまう

まずこれをやってみましょう!

浪費癖チェック1

浪費癖チェック2

ファイナンシャルプランナーと呼ばれる人々がかなりオンライン上に記事を載せているので、きっとそれらを読んだことがある方々は対策などはわかっていると思うのです。ただ、「わかっちゃいるけどやめられないっ!」というのが多いのでしょうね。

ガマンというのはどこから来るのか?心理学的に説明すると、Self-Control:自己統制力とSelf-Efficacy(まだやっていない目標や未来に対してのできる感)の関係性が深く関わっています。もちろん、自分に価値があると思える自己肯定感の高さが基本になります(ちなみに日本人はこの自己肯定感が世界一のレベルで低いです)。さらに、自己決定権Locus of Controlにも左右されます。

今の自分に未来があり、好きだし、価値があると思っていたら、劣等感や他者と比べる頻度も減ります。過去の失敗を噛みしめて、「二度と同じ過ちは起こさない!」と決めて、今の自分を受け容れることもできている状態です。もっと自分に投資して、もっと明るい未来が来ることや、今この瞬間に倖せを感じるために注力できるという状態ですね。

自己肯定感は、他者と比べることが多い相対評価の中に生きていると、かなり低くなりますし、システムがしっかり機能した上下関係ではなく、曖昧で明文化されていない、心がなかなか納得されない押し付けられた慣習などでは、それによるストレスも高くなります。それゆえ、自分に価値があるのか?と疑ってしまうことになっていき、それが職場や家庭、学校などで「文化」として存在してしまうと、その中にいる自分は逃げられず、価値がないと思い込まされる気持ちになっていきます。これが、Locus of Controlで、自己決定権などないに等しいと思えてしまう出来事が増えてしまうし、そのように世界を見てしまうことになっていきます。

では、そのストレスをどのように解消するか?どのように自分を「捨てたものじゃない!」と思えるようにしようか?という方法ですが、先進国はなべて「物質文化社会」が成立しています。モノにあふれている・・・。手っ取り早いのは、モノを買って自分の心の空虚を埋めることなのです。モノに囲まれていることで、ヒトではないにしろ、やることが確保されたり、充足感に満たされたり、使える時間は空虚ではない自分が確認できたり、などなど、かなり簡単な方法で、お金さえあれば努力はさほど要らないのです。

でも、これでは浪費路線まっしぐらになってしまうし、いずれ断捨離やときめき整理術をせねばならぬほど、歯止めが効かなくなるかもしれません。『家政婦は見た!』ではないのですが、私は実際に、カバーや値札のままの洋服を200-300着ほど並べてあるクロゼットを目撃したことがあります。貧乏ではありましたが、私の母も、買い物が大好きで、昂じてお豆腐でも私のタバコでも、買うというパワーにすがりついているようなところもありました。遺品は同じようなもの、特に小物が山ほど、すごい数ありましたから。

こんなことを続けても空虚は埋められないし、食べ物に走れば健康に悪いかもしれないし、消費者金融やクレジットカードを使ったり、貯金に手をつけてしまう状態になるかもしれないです。

ここで、Self-Efficacyの登場で、目標目的のために自分がやるべきことを進んでやり、やってはいけないことをやらないでいられるということに支えられた、目標・目的に到達できる感が、ガマンに繋がります。できそうじゃん、だからがんばろー!というノリになれるかどうか、これは大きな分かれ目です。

モノではなく、行為。誰かに見せられるモノではなく、自分の中に蓄積される投資。これにお金を使っていけるように、ぜひともなってください!念じれば必ずできるようになります!

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