多くの方々は、「正当な評価をされていない」と不満を抱えているらしい。
正当:
1 道理にかなっていて正しいこと。また、法規にかなっていること。また、そのさま。
2 実直なこと。また、そのさま。
評価:
1 品物の価格を決めること。また、その価格。ねぶみ。
2 事物や人物の、善悪・美醜などの価値を判断して決めること。
3 ある事物や人物について、その意義・価値を認めること。
まず基本中の大前提は、
あなたはなぜ誰かに評価されたいのですか?
という問いに自分で答えてみることです。誰のために仕事をしたり、家事をしたり、相談に乗ったり、笑顔になったり、着飾ったりするのか?そしてそれはなぜなのか?
すべて「自分のため!」と言い切るのはなかなか難しいかもしれません。では、誰のためなのか?をかなり細密に考えてみていただきたいのです。クライアントのため、会社のため、家族のため、パートナーのため、ペットのため、友人のため、などなど、いろいろな想いはあるでしょうが、その先に「やはり自分のためだ!」というのはありませんか?
それが「情けは人の為ならず」なのですね。
:情をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある。補注:情をかけることは,かえってその人のためにならないと解するのは誤り。
情けは人の為ならずを深く掘ってみる ←ちょっとびっくりする情報なのでぜひ見てね!
仕事をするのは、自分の糊口を凌ぐため。それ以上に経済的に豊かになりたいから高い評価を受けたいと思うのでは?
家事をするのは、家内をスムーズに廻していくため。家人それぞれの役割を決めているのがスムーズに行かないから、がんばっていることを認められたい、感謝されたいと願ってしまうのでは?
相談に乗るのは、相手がネガティブなままでは楽しい関係性が保てないため。自分の能力が高いことや、してさしあげたことに感謝を求めて価値の高い友人や上司や同僚であることにしておきたいのでは?
笑顔になるのは、自分が心底楽しいから、うれしいから。むしろ、その機会について考えることなく、相手の貢献度や廻りの貢献度などは考えない?
着飾るのは、自分がすがすがしく、気分がよくなるから。ドレスコードは社会の規範であるとか、きれいでいたほうが有利だから、と計算し続けていくのは、やはり自分のために過ぎないのでは?
すべて最終的には、「自分がこういう人間だから」というモノを基にしているのだという自覚は必要だと思うのです。すべてのConsequences:結果は、自分が招いているのだということを考えれば、正当な評価しか下っていないのかもしれない、と疑うことも必要かもしれないのでした。
しかも、正当な評価を受けていないと思うことそのものが、まず、「自分を生かせる場所・相手・仕事・環境」を選び取れたのかどうか?ということを考えてみる、いいきっかけです。もちろん、確かに不当な評価をして、自分の努力を最低限にして、他人と競争し続けていく人たちは実在します。が、その人たちと同じ土俵に立ちたいですか?その人たちに勝ったとして、ものすごい満足感や優越感を得て何か大きく変わりますか?結局、自分も他人を不当に評価してしまう側に属してしまうかも、という恐怖に苛まれることになりませんか?
だとしたら、キラクになるのは、
「自分が本来やるべきだと信じたことをやっていたら、おまけとして誰かも高い評価をしてくれちゃった!」
じゃないんだろうか?
誰かにやらされているから不満も大きく出るし、誰かが丸投げして、ちっとも自分の気持ちや努力を見てくれていないからつらいし空しい。その誰かは、あなたの人生全体でどのくらい重きを置くべき人なのだろうか?それが家族だとしたら、暴れて出てしまってもいいんじゃないか?と私個人は思ったりします・・・。ただし、そこには、ひとりでしっかり自立していくという義務も生じますが・・・。(・・;)
仕事も同じで、正しい評価をされたいと願い続けていくと、見えない天井がどんどん上がっていきませんか?はっきりとしたゴールを持って、区切りをつけて、次々達成していく毎日があれば、それでいいのでは?誰かが気づくかもしれないし、気づかなくてもあなたは知っている。いかにあなたが誠実で、がんばってきているかということを。
それでいいと思えるかどうか?たくさんの人々の中にまみれて、どうにかして頭ひとつ抜けたいと思うことは、たいへんに疲れます。やるべきことを楽しくやっていて、ついでにおまけとして評価されちゃった!というほうがきっとラクです。考え方、変えられませんかね?
とは言うワタクシの英語スクールもまだまだここを抜けられていないのかもしれませんが(自嘲)。
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