Precious One English Schoolでは、英語基礎コースのひとつに、発音について「大切さ」「学び方」「どのくらいのレベルの発音を実現できるかと自分の目標設定」などを、1時間で学んでいただいております。アルファベット26文字だけでも英語のスピーカーたちに聴き取れないものがいくつかあるのです。当然、これまでの日本の英語教育で淡々と授業を受けてきただけでは、Listeningもそれほどできないですし、発音は正式に学んだことすらない比率のほうが多いですから・・・。
多くの方々が、「発音が大切な理由・いいこと」を「英語が通じるから」と考えがちですが、実際はそれほどの効果や恩恵はないです。だって、英語はどんな言語よりも母国語ではない人々が話すわけです。けっこうな人々が、自分たちが「発音の再現率が低いかも」という自覚はあるんですから、理解はしようとしてくれます。だって、日本人だって外国人の日本語の発音がおかしい=わからない、と断じることはないですからね。日本人の日本語と同じには聴こえないが、意味がわかればいい、という寛大さがあるじゃないですか(^^♪
ということは、初対面の人と話すときは有利、というくらいですね。とはいえ、初対面の人と話すべきときは、必ずお互いに「話す目的」があることが多いです。買い物や税関、オーダーや案内など、かなり推測できることが多く、対象となるブツを目の前にしているので、発音が大重要視されることはないのです。
なので、発音が一通りできるようになったら、次に行くべきなのです。それがナニなのか?
間・抑揚・ストレスなどの、流れがある話し方ですね。
日本語は割とフラットに話すのに、それでも間やストレスなどで、感情も入りますし、意味が漢字で違うものであっても、ストレスがヒントになることが多いですしね。
そうした意味では、あるレベル感に達したら、発音だけではなく、間・抑揚・ストレスなどを体感的に落とせた聴き方:Listeningができて、それをどの程度再現できるようになるか?が分かれ目になっていきます。
再現率:情報探索などの情報工学の分野において、システムが検索結果や判定結果などとして出力した結果が、あらかじめ人間がテストコレクションなどとして作成しておいた正解データを、どのくらい網羅しているのかを表す、網羅性に関する指標である。
これはIT用語なのですが、似たような概念です。自分が聴いたものをどの程度真似て網羅できるか?ということですね。
発音だけをターゲットにするのでは足りない。文法だけでも足りないのと同じだし、インプットができてもアウトプットできなければ意味がないのと同じで、ステージを進めて前に前に進んでいくのが大切です。
発音の場合は、子音→母音をだいたい発音できるようになると、Listeningがもっと相乗効果で耳通りがよくなり、その後、しっかりと間がわかるようになったり、抑揚で意味が変わることがわかったり、ストレスや抑揚で感情の違いを表そうとしたり、どんどんレパートリーが体感に入ってきます。
そうなると、もっと推測力や想像力がついてきて、ますますListeningが完全になってきます。あとは、Speakingの準備へと行ける感じです。
聴けるようになることで、発音のエリアを網羅し、再現率を向上させて、どんどん英語を日本語のように扱えるようになりましょう!
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